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「自力5位消滅」ヤクルトが中日に肉薄「借金26&27」のセ最下位争いにファンは別の意味でハラハラ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.24 18:00 最終更新日:2023.09.24 18:00
「自力5位消滅」。そんな不思議なワードがX(旧Twitter)でトレンド入りした。「自力優勝消滅」は聞いたことがあるが、自力5位消滅とは、これいかに?
9月23日、ヤクルトは神宮球場でおこなわれた阪神戦に3対9で敗れ、最下位・中日とのゲーム差は0.5に。これでヤクルトは残り6試合に全勝したとしても、中日が残り8試合に全勝すれば、ヤクルトが最下位転落となる。そうしたことを皮肉ったファンが自虐的に発したのが「自力5位消滅」という、聞き慣れないワードだったようだ。
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球団史上初の2年連続最下位が濃厚なこともあり、今季はネット上で、立浪和義監督バッシングが連日のように繰り広げられてきた中日(9月24日時点で借金27)だが、2022年覇者のヤクルトも、23日の阪神戦の敗北で、借金は26。まさしく熾烈な最下位争いとなっている。ヤクルトの「自力5位消滅」の話題に、ネット上では、
《恐ろしいほどの借金を抱えた同士の逆クライマックスシリーズ》
《そもそもが、借金26と借金27のチームが同じリーグにいる事がおかしいんだよ。それが、5位だ最下位だって争ってる。パ・リーグでほぼ最下位確定の日ハムだって、借金19なのに》
など、弱過ぎる両チームの最下位争いにツッコむ声が多発。ドラゴンズファンからは、
《首脳陣は最下位を重く受けとめ…と思っていたところにヤクルトさんが割り込んできて、反省のトーンを変化させてしまうのが逆に恐いです。ドラゴンズに強く反省させる意味でも、ヤクルトには昨年覇者の意地を見せて欲しい》
など、むしろヤクルトを応援する声もあがった。
その一方で、ヤクルトファンからは、
《真中の時も優勝から最下位転落だったし、ヤクルトこういうの多いね……》
と指摘する声があがった。実際に、ヤクルトの順位を見てみると、
1978年 優勝(広岡達朗監督)→1979年 6位(広岡達朗監督)
2014年 6位(小川淳司監督)→2015年 優勝(真中満監督)
2020年 6位(高津臣吾監督)→2021年 優勝(高津臣吾監督)
と、優勝の翌年に最下位、または最下位から優勝、というジェットコースター劇を3度も繰り返している。中日には、このパターンは1度もない。ヤクルトファンにとっては嫌なジンクスといえそうだ。
《大丈夫 ドラゴンズ全8勝は無い》の声もあるように、残り8試合に中日が全勝というのは、確率的にかなり低そうだが、いずれにしても両チームのファンは、別の意味で最後までハラハラさせられそうだ。
( SmartFLASH )