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慶応大・栗林が三冠王達成、戦後17人めの快挙…岡田彰布も高橋由伸も鳥谷敬も「東京六大学」三冠王達成者【完全リスト】
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.31 18:27 最終更新日:2023.10.31 18:40
10月30日、東京六大学野球の秋季リーグ戦は、神宮球場で最終戦がおこなわれ、慶大が5対3で早大に勝利し、4季ぶり40度めの優勝を決めた。
慶大の4番、栗林泰三(4年)が打率4割7厘、3本塁打、16打点で、2022年秋の慶大・萩尾以来、戦後17人めの三冠王に輝いた。
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栗林は桐蔭学園から早大を目指していたが現役で不合格となり、1浪して入学。早大を破っての優勝に「慶大に入ってよかったなあと思います」と照れ笑いした。栗林は卒業後、JR東日本で野球を続けるという。
東京六大学で三冠王に輝いた選手のなかには、現・阪神の岡田彰布監督など、プロで活躍した選手も多い。戦後に生まれた三冠王選手はプロでどんな成績を残したのか。栗林以外の16選手を見てみよう。
●衆樹資宏/慶大3年(1955年春)
1957年、毎日オリオンズ入団
プロ通算成績:991試合、772安打、打率.250、51本塁打、313打点
●槌田誠/立大4年(1966年春)
1966年、第2次ドラフト1位(読売ジャイアンツ)
プロ通算成績:479試合、107安打、打率.215、14本塁打、63打点
●後藤寿彦/慶大4年(1975年春)
1976年、三菱重工三原に入社。都市対抗野球などで活躍
●岡田彰布/早大3年(1978年秋)
1979年、ドラフト1位(阪神タイガース)
プロ通算成績:1639試合、1520安打、打率.277、247本塁打、836打点
●小早川毅彦/法大2年(1981年秋)
1983年、ドラフト2位(広島東洋カープ)
プロ通算成績:1431試合、1093安打、打率.273、171本塁打、626打点
●大森剛/慶大3年(1988年春)
1989年、ドラフト1位(読売ジャイアンツ)
プロ通算成績:132試合、29安打、打率.149、5本塁打、16打点
●丸山泰令/慶大4年(1994年秋)
1997年、三菱自動車に入社。都市対抗野球などで活躍
●高橋由伸/慶大3年(1996年春)
1997年、ドラフト1位(読売ジャイアンツ)
プロ通算成績:1819試合、1753安打、打率.291、321本塁打、986打点
●廣瀬純/法大3年(1999年春)
2000年、ドラフト2位(広島東洋カープ)
プロ通算成績:978試合、595安打、打率.273、51本塁打、253打点
●後藤武敏/法大2年(2000年春)
2002年、ドラフト自由枠(西武ライオンズ)
プロ通算成績:618試合、312安打、打率.254、52本塁打、184打点
●鳥谷敬/早大2年(2001年春)
2003年、ドラフト自由枠(阪神タイガース)
プロ通算成績:2243試合、2099安打、打率.278、138本塁打、830打点
●田中幸長/早大4年(2007年秋)
2008年、トヨタ自動車に入社。都市対抗野球などで活躍
●杉山翔大/早大4年(2012年秋)
2012年、ドラフト4位(中日ドラゴンズ)
プロ通算成績:207試合、104安打、打率.213、6本塁打、45打点
●郡司裕也/慶大4年(2019年秋)
2019年、ドラフト4位(中日ドラゴンズ)
プロ通算成績:128試合、67安打、打率.232、3本塁打、26打点
※北海道日本ハムファイターズで活躍中
●今井脩斗/早大4年(2021年秋)
2022年、トヨタ自動車に入社。
※都市対抗野球などで活躍中
●萩尾匡也/慶大4年(2022年秋)
2022年、ドラフト2位(読売ジャイアンツ)
プロ通算成績:11試合、1安打、打率.063、0本塁打、0打点
※読売ジャイアンツで活躍中
戦後17人の三冠王達成者を大学別で見ると慶大が8人で最多。早大5人、法大3人、立大1人と続く。プロ入りしたのは12人。今後も、三冠王達成選手の活躍に注目だ。
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