10月31日、甲子園球場での日本シリーズ第3戦は、オリックスが阪神に5対4で勝利し、対戦成績を2勝1敗とした。
オリックスの守護神・平野佳寿投手が9回を締めた。オリックスが1点リードで9回裏を迎えると、X(旧Twitter)では平野が投げる前から《平野劇場》がトレンド入り。
平野は先頭の代打・原口を四球で歩かせ、近本の二ゴロで1死二塁と同点のピンチを背負った。だが、ここからが《平野劇場》の真骨頂。3番・森下を四球で歩かせ、長打なら逆転のピンチを迎えるも、4番・大山はフルカウントからフォークで空振り三振に切り、大きくほえた。
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中嶋監督も「本当の意味でしびれました」と振り返るほど緊迫した場面だった。平野は39歳7カ月で日本シリーズの史上最年長セーブをマークした。
「先頭打者を出すのは序の口で、かねて “劇場型クローザー” として知られますが、試合の最後に最高のスリルを味わわせてくれることから、いつしかファンは『平野劇場』と呼ぶようになりました。
特に同点ホームランを被弾した平野がベンチで笑顔を見せる姿は話題を呼び、その画像がネット上で拡散。平野が後輩に『打たれても謝るな』と助言したことも知られ、平野は鋼のメンタルの持ち主としても注目を集めるようになったのです」(スポーツ担当記者)
平野の今シーズンの成績は42試合登板で、3勝2敗29S、防御率は1.13。日米通算250セーブを記録し、抜群の安定感を誇っているのは間違いない。
Xでは《平野劇場》での勝利に興奮する声が多く上がった。
《今まで見てきた平野劇場で一番クオリティ高かったわ。生きた心地せんかった。もちろん平野さんへの信頼はあるよ。でもそれを毎回感じさせないピッチング》
《平野劇場すごいな 平野のメンタルがあればどんな修羅場も余裕持てそう》
《ちゃんとチケット代以上に日本シリーズ現地観戦民を楽しませるプロ根性》
《【平野劇場のココが良い】日常では味わえないハラハラドキドキを感じられる。
【平野劇場のココがダメ】平野佳寿と同程度のメンタルが無いと耐えきれない》
Xでは、平野がセーブ後、「めっちゃ盛り上がったやろ?上げて上げて落とす」とチームメートと勝利を喜ぶ動画がアップされ《マジレジェンド》という声も。
59年ぶりの「関西ダービー」で盛り上がる日本シリーズ。今後の《平野劇場》にも注目だ。
( SmartFLASH )