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「コンタクトできて10本から20本くらい打てる」中日・立浪監督が語る「理想の外国人打者」に「壊す前のビシエドや」猛ツッコミ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.11.07 16:01 最終更新日:2023.11.08 16:19
今季、球団史上初の2年連続最下位に沈んだ中日ドラゴンズ。2021年オフに、3年契約で就任した立浪和義監督にとって、契約最終年となる来季は、文字どおり正念場となる。
そんななか、中日はさっそく来季に向けての新外国人の調査に動いた。現在、ドミニカ共和国で開催されているウインターリーグ視察のため、11月7日、大塚晶文投手コーチが日本を発ったのだ。中日とドミニカの密接な関わりは、ファンにもよく知られている。
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「2004年から中日でヘッドコーチや監督などをつとめ、渉外担当も兼任した森繁和氏の尽力もあり、中日はドミニカと強固なパイプを築いています。中日在籍時の森氏は、2年で14勝をあげたルイス・マルティネス投手(2005~2006年)、2011年に10勝をマークしたマキシモ・ネルソン投手、そして打者では、2009年の来日1年めから39本塁打、110打点で二冠に輝いたトニ・ブランコ内野手などをドミニカ共和国で発掘して、連れてきました。1年めのブランコの年俸は3000万円。森氏は過去に『1億円あれば3人取れる』と語っていましたが、当たれば超お買い得なのが、ドミニカ共和国を筆頭とする中南米ルートなのです」(野球ライター)
そうした過去の実績もあるだけに、今回の大塚コーチの視察には大いに期待がかかるところ。立浪監督は、大塚コーチのドミニカ共和国視察にともなう中日スポーツの取材に、「ここ数年、日本の投手レベルが上がり、ホームランバッターはことごとくダメ。ただ長打がないと魅力がない。コンタクトできて、10本から20本くらい打てる打者。ある程度、打撃の形ができてる人を取らないといけないな、と」などと語った。
しかし、この発言に対してSNS上では、
《それ、お前が壊す前のビシエドやねん》
《フォーム魔改造される前のビシエドやんけ》
などの声が複数、あがっている。
立浪監督は2021年シーズン、ホームラン17本に終わったビシエドに対して、オフに「いまのフォームだと15から20本ですよね。ちょっと形を変えれば、40本打てる力はある。30本は打ってもらいたいね」と発言。その後、何度かビシエドのフォーム改造に着手してきたが、今季のビシエドは、ホームラン6本と極度の大不振に陥ったこともあり、立浪監督の発言がツッコまれまくっている。
ほかにも、「10本から20本くらい打てる打者」との監督の発言を指して、
《アリエル・マルティネスのことですか?》
と、2022年シーズンオフに中日から自由契約にされ、今季、日ハムで15本塁打を記録したマルティネスのリリースを皮肉る声や、
《森繁さんも一緒に連れて行ってほしい》
《森さんに頭下げて探してもらおうや》
など、いっそ森繁和氏のたしかな眼力に頼るべき、といった声まであがっている。
思えば2021年オフの監督就任時、「打つほうは必ずなんとかします」と発言しておきながら、2年連続の貧打にあえいでいる立浪ドラゴンズ。今季は、監督自ら連れてきた元メジャーリーガーのアキーノも大ハズレに終わったが、今度こそ、「長打があって魅力的で、コンタクトできて10本から20本くらい打てる打者」を連れてこられるだろうか?
( SmartFLASH )