不祥事で今シーズンを棒に振りながらも、オフにまさかのFA宣言で物議を醸していた山川穂高内野手の、西武からソフトバンクへの移籍が決定的となった。
「山川は2023年5月11日、『文春オンライン』で、知人女性への強制性交の疑いを報じられ、翌日に一軍登録を抹消。5月23日に書類送検されました。6月におこなわれた西武ホールディングスの株主総会では、『起訴、不起訴にかかわらず、解雇を考えていいのでは』という厳しい意見も出たほど、騒動は問題視されていました。
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8月29日に不起訴になったものの、9月4日、球団は山川の『無期限の公式戦出場停止処分』を発表。登録抹消後の山川は、三軍の施設で練習を続け、秋には若手主体のフェニックスリーグに出場。球団からの処分は解かれないまま、三軍でシーズンを終えていました」(スポーツ紙記者)
西武からは、今季の推定年俸2億7000万円から、減額制限いっぱいとなる40%減の『1億6200万円プラス出来高』の単年契約を提示された、とも報じられていた。
「禊を経て、来季への巻き返しをはかると思われていた山川でしたが、11月14日に、まさかのFA宣言で野球ファンの度肝を抜きました。SNSでは『恩を仇で返した』『最後は金で動くのか』など、西武ファンからも大バッシングが沸き起こり、さらには移籍先として濃厚視されていたソフトバンクのファンからも『山川いらない』などの声が複数、あがっていました」(同前)
そうしたなか、12月14日、山川のソフトバンクへの入団が決定的と報じられた。これを受けて、球団には問い合わせメールなどに、多くのクレームが殺到したほか、ファンクラブの脱会や返金を主張する声も続出するなど、いまだ強い逆風が吹いていることをうかがわせた。
また、西武の渡辺久信GMは15日、山川からの連絡があったか報道陣に尋ねられ「ないです」と回答。「そこがどうなのかと思ってしまうところですね。いろいろ言われていますけれど、普通はね……」と、苦笑混じりにコメントした。
ネット上では、こうした山川の対応についても、
《普通はね。普通じゃないから、今回のようになっている。そりゃGMも苦笑いになる。こんな山川さんを三顧の礼でお迎えする球団とファンって、ある意味スゴイなとおもう》
《山川が西武に全く連絡を入れてない事に対してネット上では「正式発表前だから報告も何もない。交渉段階でいちいち西武に報告するわけない」と擁護している人がいたが、確かに正式発表前で西武に報告する間もなく記事を書かれてしまったのであれば「先に記事が出てしまいすみません。」と後からでも連絡を入れるのが普通の社会人 報道が出てから十分連絡いれる時間があっただろう》
など、批判的な声が複数あがっている。またSNSでは、
《練馬駅近くの路上に、真っ黒に汚れた山川穂高ユニが捨ててあった。西武沿線だし、ファンが怒り狂って捨てたんやな。俺はホークスファンだけどそれでもちょっと同情する》
と、路上に捨てられていた山川の西武のユニホームの写真をアップする人まで……。
山川の入団会見は週明けにもおこなわれる見込みだというが、胸中はいかに。
( SmartFLASH )