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広告界の“常識”まで変えた大谷人気 本人はJALとサポート契約もスタジアムにはまさかの「ライバル企業」ロゴが
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.03 19:36 最終更新日:2024.04.03 19:40
ドジャースの大谷翔平が4月1日、東京・羽田でおこなわれたJALグループの入社式にVTRで登場し、約2600人の新入社員にエールを送った。
「30歳の節目の年に、新たな挑戦を続けます。これからもいままで以上に、みなさまに夢と感動を与えられる、そんな選手であり続けたいと思います。節目といえば、JALも今年、70周年ですね。お互いこれからも新しい世界に向かって飛び続けて、どんなときも前向きに、明るく元気な未来を目指してがんばりましょう」
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大谷は、2018年から同社とサポート契約を結んでいる間柄だ。
一方、JALとはライバル関係にあるANAが、4月2日にドジャースと複数年のパートナーシップ契約を結んだことを発表した。
「ドジャースには、大谷の加入によって日本企業から『契約を結びたい』との話が殺到しています。ただ、エンゼル・スタジアムの広告料と比べると、ドジャースはメジャーきっての人気球団でもありますから、その額は3~4倍にもなるといわれています。そうであれば、いくら日本の大企業でもなかなか手が出せない。
そんななか、ANAは2024年にドジャースが結んだ契約のなかでも、もっとも大型で、その金額は年10億円はくだらないそうです。ドジャースタジアムでいちばん広告料が高いとされるバックネット横にも広告を掲げています」(大手広告代理店関係者)
選手とチームで契約先が分かれることは異例とも思えるが、この広告代理店関係者は「ドジャースは、幅広くスポンサーを募っています」と続ける。
「これまでは、中継などで映る空間で、企業側の業種が同じだと『広告価値が半減する』といわれてきたことはたしかです。でもドジャースは、そこまでこだわりを持っていない。実際、大谷はポルシェと契約していますが、ドジャースタジアムにはレクサスの広告が掲げられていますから」
広告界の“常識”まで覆す大谷人気。これなら、ドジャースが大谷獲得に費した1000億円も安いものか。
( SmartFLASH )