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「弟子に先立たれるのは辛い」元横綱・曙さん葬儀  参列した師匠・元高見山が見せた“真っ白な顎髭姿”

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.16 20:10 最終更新日:2024.04.16 20:10

「弟子に先立たれるのは辛い」元横綱・曙さん葬儀  参列した師匠・元高見山が見せた“真っ白な顎髭姿”

2001年、曙さんの断髪は元高見山の渡辺大五郎さんが行った(写真・時事通信)

 

 祭壇には浴衣姿で笑顔を浮かべる写真が飾られていた。マゲを結っていることから、現役時代の姿だろう。大相撲元横綱で、4月上旬に心不全のため亡くなった曙太郎さん(54)の葬儀が4月14日に都内の斎場で営まれた。

 

「曙さんは1969年にハワイ州オアフ島で生まれました。同じハワイ州出身の元関脇・高見山、当時の東関親方にスカウトされ、同州の大学を中退して角界入りしました。初土俵は1988年3月。若花田(のちの若乃花)、貴花田(のちの貴乃花)と同期です。1993年の3月に外国出身初の横綱昇進。2001年1月の引退まで綱を張り、通算11度の優勝を飾りました」(スポーツライター)

 

 

 私生活では1996年に日本に帰化し、1998年にクリスティーン麗子さんと結婚。引退後は東関部屋の部屋付き親方となり、後進を指導した。2003年に日本相撲協会を退職してからは、格闘家に転向して活躍した。

 

 葬儀には曙さんとゆかりのあった約300人が弔問に訪れたが、師匠だった元高見山の渡辺大五郎氏は、ひときわ憔悴した表情だった。

 

「『ジェシー』の愛称で親しまれた元高見山。足が不自由なようで両手で杖をついていましたが、小錦さんとお話しされたりするなどしていました。参列者が驚いたのは元親方の風貌です。真っ白なヒゲをもみあげから顎までびっしりとたくわえていました」(週刊誌記者)

 

 渡辺氏は記者団に、「ひとことで言って、まだ若くて残念。もっと頑張ってほしかった。頭はいいしデカいし、マジメな力士だった。(思い出に残るのは)11回優勝したけど、最初の優勝のときがいちばん。まさか優勝するとは思わなかった。ご苦労さんと言いたい。彼は54歳だった。私はもうすぐ80歳。(曙には)もう少し頑張って欲しかった」と語った。

 

 ニュースサイトのコメント欄にも、渡辺氏をいたわる声が寄せられていた。

 

《ジェシーさんはお元気そうで何より。弟子に先立たれるのは辛いだろう。しかも潮丸もそうだったし》

 

《高見山さんも、元潮丸の先代東関親方と曙さんの二人が自分より先に天国に行くとは思わなかっただろうな》

 

《潮丸、大喜そして曙と高見山は自分が育てた関取3人に先立たれてしまった。3人とも若くまだまだこれからだったので師匠としても本当に無念だろう》

 

 曙さんの棺には、ハワイ州の旗がかぶせられた。

( SmartFLASH )

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