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「ウソを書くからしゃべらん」不調の阪神、岡田監督と担当記者の“2度の冷戦”で委縮する選手たち

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.17 18:55 最終更新日:2024.04.17 18:55

「ウソを書くからしゃべらん」不調の阪神、岡田監督と担当記者の“2度の冷戦”で委縮する選手たち

4月16日の対巨人戦で、9回終了時に選手交代を告げる阪神・岡田彰布監督

 

 阪神が苦しんでいる。2024年4月16日現在、16試合を消化し6勝8敗2分で4位。開幕からセ・リーグで唯一、勝率5割を一度も超えていないのだ。連勝も4月5、6日のヤクルト戦のみで、波に乗れない状態が続いている。

 

「チーム内の雰囲気はよくありません。ベンチでも積極的に声を出す選手も見当たらないし。昨季のイケイケのような感じはいっさいないですね」(阪神担当記者)

 

 勝ちきれない試合が続くだけに、チームの雰囲気がよくないことは当然かもしれない。だが、この記者は「勝てないことだけが原因ではない」と続ける。

 

 

「じつは、岡田彰布(あきのぶ)監督の2度めの取材拒否が続いているんです。最初は3月17日のオープン戦でのこと。佐藤輝明をスタメンから外したんですが、ほとんどのスポーツ紙は『使わんかっただけやんか』というコメントに留めたなか、スポニチだけが『岡田監督荒療治 輝(佐藤輝明)外し』と書いたんです。これに怒った岡田監督が、翌日から囲み取材を拒否しました。その理由は『ウソを書くからしゃべらん』でした。この拒否は数日で解除されましたが……。

 

 2度めは4月4日、横浜に敗れた後のこと。岡田監督は開幕から2カード連続で負け越したことに対し、『まあ、ちょっと想定外やな。ちょっとやな』とコメントしたんです。ところが翌日、スポーツ各紙は『想定外』の文字をデカデカと書き、そこを強調した。これが気にいらなかったらしく、2度めの取材拒否につながりました。その理由も『ウソを書くからしゃべらん』ということでした。

 

 選手らは、担当記者と岡田監督の“冷戦”を知っていますから、我々にも、どこかよそよそしい態度になっています。球団トップが話さないのに、選手やコーチが担当記者に話してはいけない、といった雰囲気が、いまのチームにはあります」

 

 昨季は、囲み取材で「アレ」に代表されるような“岡田語録”が、スポーツ各紙を賑わせた。球団初の日本一連覇がかかる今季だけに、そろそろ担当記者との“雪解け”を望みたいところ。それは、選手がいちばん思っていることではないか。

( SmartFLASH )

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