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大谷翔平、メジャー通算177号で三冠王への道も「視界良好」…現地記者が指摘する「劇的変化」とは

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.24 19:02 最終更新日:2024.04.24 19:32

大谷翔平、メジャー通算177号で三冠王への道も「視界良好」…現地記者が指摘する「劇的変化」とは

6号ソロを放った大谷(写真:AP/アフロ)

 

 2024年4月24日、敵地でのナショナルズ戦に2番DHで出場した大谷翔平は、9回の第5打席で今季6号となるメジャー通算177号を放った。距離137メートル、打球速度191キロは自己最速弾。驚くべき一発だった。

 

 4月の後半に入り、大谷の打撃は好調だ。4月24日現在、打撃主要部門で軒並みナ・リーグ上位に顔を出している。打率.364、安打数36、そして出塁率と長打率を足したOPSも1.107でリーグ1位。本塁打数6本は4位、打点14は22位、盗塁5は10位だ。

 

 

 好調の要因としてあげられるのが、外角低めのボール球に手を出さなくなった点だという。現地記者が、こう指摘する。

 

「これまで大谷は、あらゆるコースを満遍なく打ってきましたが、外角低めの、とくにボールになる落ちる球が苦手でした。ここに手を出して空振りしたり、凡打になることが多かった。

 

 でも、今季はその球を我慢して見送るケースが増えているんです。まだ25試合しか消化していませんからデータは少ないですが、19回で1回しかスイングしていない。だからこそヒット数は増えるし、打率も上がっていきます」

 

 大谷に対しては、メジャーの投手といえどもまともに勝負はしてこない。どうしても外中心の配球で、ストライクからボールになる変化球が多くなる。だがいまの大谷は、その球を予測し、手を出さない。

 

「今季開幕前、大谷はDHに専念することから、日本では三冠王への期待の声が多くあがりました。

 

 昨季はメジャーに来て初めて打率が3割を超えましたが、ナ・リーグは好打者も多いので、三冠を獲るうえでいちばん障害になるのが打率だというのが、アメリカでの評価だったんです。

 

 ところが、今季、ボール球に手を出さない我慢を覚えた結果、打率に関しては、三冠王を語る上で深刻な問題ではなくなってきました。まさに劇的変化です。

 

 むしろ気になるのは、まだ上がってこない得点圏の打率です。いまも23打数3安打で打率は.136。これでは、打点が伸びないわけですが、しかし、これは時間とともに解決していくでしょう」(前出・現地記者)

 

 ボール球に手を出さないという基本に忠実になったことで、三冠王への道は「視界良好」(同)のようだ。

( SmartFLASH )

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