スポーツ
「人として一流すぎんか」大谷翔平、自身へのブーイングに放った “一言” に集まる感動…憧れの “大先輩” にならったか
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.28 16:30 最終更新日:2024.04.28 16:30
4月26日、ドジャース・大谷翔平が、トロント・ブルージェイズ戦に先発出場し、先制ソロホームランを放った。
大谷が打席に入ると、ブルージェイズのファンから盛大なブーイングが。2023年、大谷がドジャースとの契約を発表する直前、「大谷がトロント行きの飛行機に乗った」と米メディアが誤報。現地での期待が高まるなか、大谷のドジャース入りが明らかになり、ファンは裏切られたような形になった経緯がある。
【関連記事:「デコピン」大谷翔平に続きドジャース入りの山本由伸、注目される愛犬「みかん」への溺愛ぶり】
だが、大谷はブーイングに動じることなく、チームの勝利に貢献した。その後、報道陣からブーイングについて聞かれると、「自分のチームが好きだからこそ、相手の選手にブーイングするんだと思う。そういう熱量は、ドジャースファンでもブルージェイズファンでも、野球が好きなんだなというリスペクトを逆に感じる」と語った。
続けて、「結果的に僕はブルージェイズにノーと言っている。僕がブルージェイズのファンだったら普通にブーイングすると思う。それは野球の一環ですし、ファンの人たちが楽しいのが一番だと思う。気にしてもらえるだけ、選手にとってはいいんじゃないかな」と、余裕のスタンスを見せた。
SNSでは、大谷のコメントを絶賛する声があふれている。
《人として一流すぎんか》
《さすが大谷翔平さん、そもそも考え方が大人すぎる。》
《日本の最近のプロ野球ではブーイングもヤジも好ましくないという考えが主流になり、確かに度を越えるのはよくないと思うけど、大谷選手が「ブーイングも野球の一環で嫌ではない、ファンの人が楽しいのが一番」と話してたのを聞くと、あーさすが、それなんだよなーとも思ってしまいますな》
また、ネット上では、松井秀喜氏のメジャーデビュー当時を思い出す声も。2003年、ヤンキースに入団した松井氏も、デビュー戦はブルージェイズだった。
その前日、トロントの地元紙にブルージェイズが出した広告には「松井を野次ろうぜ!(BOO MATSUI !)」との文字が。監督は激怒したが、松井氏は「トロントのファンに僕の名前を知ってもらえるんだから、うれしいですよ。ブーイング対策? 耳栓でもするかな」と笑顔でかわしていた。
大谷が、かねて松井氏に憧れてきたことは、広く知られているところだ。現在の大谷のスタンスは、偉大な先輩の姿も反映されているのかもしれない。
( SmartFLASH )