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「企業としてあり得ない」新日本プロレス、ファンクラブ会員の個人情報入りUSB紛失で「業務そのものを見直せ」批判殺到

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.05.01 17:15 最終更新日:2024.05.01 17:15

「企業としてあり得ない」新日本プロレス、ファンクラブ会員の個人情報入りUSB紛失で「業務そのものを見直せ」批判殺到

新チャンピオンとなった棚橋弘至(2024年1月)

 

 4月30日、新日本プロレスが、公式サイトとXにて、オフィシャルファンクラブ会員の個人情報が入ったUSBメモリが紛失したことを報告。ファンから不安の声が寄せられる事態となっている。

 

 同社は公式サイトに「個人情報についてのお知らせとお詫び」として、次の一文をアップした。

 

《ファンクラブのご会員様に関する個人情報を保存した暗号化セキュリティ機能付きのUSBメモリ(以下「本件USBメモリ」といいます。)を紛失する事故(以下「本件事故」といいます。)が発生いたしました。現在のところ、本件USBメモリの発見には至っておりませんが、当該個人情報の不正利用等の二次被害が発生した事実は確認されておりません》

 

 

 4月22日、後楽園ホール大会でファンクラブ会員限定の撮影会の準備をしているときに紛失が発覚し、25日になって警察に遺失物届を提出したという。

 

 同社の棚橋弘至社長兼レスラーも30日、自身のXにて、

 

《このたび新日本プロレスは、ファンクラブ会員の皆様の情報が入ったUSBメモリを紛失する事故を起こしてしまいました。詳細は公式ホームページの通りです。皆様にご心配、ご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ありません。再発防止を徹底してまいります》

 

 とつづった。

 

 この突然の発表に、SNSではファンクラブ会員とおぼしき人たちの動揺が広がっている。同時に、「業界の盟主」といわれる新日本プロレスほどの企業が、個人情報の管理にUSBを使っていた点に批判の声もあがっている。Xでは、

 

《まず「なぜ個人情報を可搬出来るUSBメモリに入れてしまったか」という所から、業務そのものを考え直しましょう。もし自分たちだけで対策を練るのが難しいなら、ちゃんとした会社にコンサルテーションを委託しましょう》

 

《USBメモリに個人情報を入れるのはITリテラシーが無いです。どの企業でも情報セキュリティの研修等で耳にタコができるくらい言われるので》

 

《今の時代コンプライス関係で個人データをUSBを持ち出すのはNGのハズです》

 

《今回の件はUSBを紛失された方が悪いとか、そんなレベルの話ではありません。そんな企業としてあり得ない行為を今まで長期間にわたり容認していた組織全体の責任です》

 

 など、かなり厳しい声が飛んでいる。新日本の公式Xでは、この件のポストが現時点で150万超のインプレッションを記録しており、不名誉なバズり方をしてしまった。

 

「業界の盟主」がおかした思わぬ失態。2023年12月26日に11代めの社長に就任したばかりの棚橋弘至社長も、さぞかし頭が痛いに違いない。

( SmartFLASH )

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