スポーツ
“投げる哲学者”今永昇太の不敗神話は終わらず…現地記者を爆笑させた「会見での一言」
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.05.08 19:39 最終更新日:2024.05.08 20:06
2024年5月8日、シカゴ・カブスの今永昇太が、本拠地リグレーフィールドでのパドレス戦に先発登板。7回0/3を投げて、6安打2失点と4試合連続のクオリティースタートを達成した。
勝敗こそつかなかったが、圧巻の投球を見せ、集まったファンを魅了した。試合はカブスが9回サヨナラ勝ちとなった。
【関連記事:ストレートが遅いのになぜ? 今永昇太が山本由伸を成績で大きく上回っている“意外な理由”】
「これでデビューから7試合連続で先発し、チームは全勝という球団史上初の快挙も達成。自身は7試合5勝0敗、防御率1.08と文句のつけようがない成績。地元シカゴのファンからは『新人王よりサイ・ヤング賞レベルだな』との声が上がるほどです。
今回の登板で、一時8回に逆転2ランを打たれたが、その際には『今永の負け』が日本でトレンド入りするほど、負けない“今永神話”はしばらく続きそうだ」
試合後の記者会見もふるっていた。
「ここまで7登板でチームは7勝だが」の問いには「毎登板、気づいたらうまくいっているのがほとんど。それって、あんまり良くない。自分が作り上げたというより、たまたま結果が重なっている感覚がある。しっかり投げ切って、俺が抑えたんだ、という感情になりたいと思います。この7試合に関しては、思い返せば良かったという感じなので、長年やっている選手のように、早くそういう技術とマインドを揃えたいと思います」と、日本では”投げる哲学者”と呼ばれるだけの回答をしてみせた。
またパドレスの主砲であるマニー・マチャドを3打席3三振にに抑えた際には、大観衆が総立ちになった。
「2ストライクと追い込んでから歓声が始まって、(デビューの)ロッキーズ戦とは違うような感じがした。あの瞬間は、幸せな瞬間でした。最近寝起きが悪いので、あの歓声をアラームに使いたいと思います」
詰め掛けたメディアが大爆笑したことは言うまでもない。
投手としての圧倒的なスキルでファンを魅了する。そして、気の利いたコメントでメディアを虜にする。1981年のフェルナンド・バレンズエラ以来となる、史上2人めの新人王&サイ・ヤング賞のダブル受賞をファンたちは願っている。
( SmartFLASH )