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いまだもがく藤浪晋太郎 記者間でささやかれる「日本球界復帰」に“手をあげる球団”とは

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.05.10 17:24 最終更新日:2024.05.10 19:42

いまだもがく藤浪晋太郎 記者間でささやかれる「日本球界復帰」に“手をあげる球団”とは

(写真・USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 

 いまだ出口の見えないトンネルの中で、もがき苦しんでいるのが藤浪晋太郎だ。

 

 メッツに移籍して迎えた2024年シーズンだが、オープン戦での出来は散々だった。5試合に中継ぎとして登板も0勝1敗2ホールド、防御率12.27と結果を残せず、開幕はメッツ傘下3Aのシラキュースで迎えた。

 

 だが5月10日現在、メッツ傘下3Aシラキュースで9試合に登板しているが、防御率は最悪の14.09。簡単に連続して四球を出し、塁が埋まったところで適時打を食らう。まるで昨季のアスレチックス時代のリプレーを見ているかのような状態が、今季のマイナーでも続いているのだ。昨季途中、アスレチックスからオリオールズに移籍した際には制球難は影を潜めていたが、再び顔を出している”ノーコン病”。立ち直る兆しさえ見せずにシーズンは進んでいく。

 

 

 では今後、藤浪はどのような道を進んでいくのか。現地記者が語る。

 

「いいときの藤浪のストレートは160kmを超えますし、見ていて惚れ惚れするような球なんです。多くのメジャー関係者は、それを知っています。しかし同時に、突如コントロールが乱れて四球を連発することも知っている。

 

 まだ死球で乱闘になるようなことはありませんが、藤波にはその危険性があるんです。メッツでの年俸は単年335万ドル(約5億3000万円)と決して安くないので、新たに彼を獲得する球団が出てくるとは思えない。結局は日本球界に戻るしかないでしょう」

 

 その場合、手を挙げる球団はあるのか。スポーツ紙デスクが語る。

 

「藤浪は阪神時代に何度かトレード志願して阪神と揉めたことがあった。なので、それほど良好な関係ではないとも聞いています。それでも古巣ですし、無視は出来ない。阪神は投手陣が充実していますし、何が何でも、といった感じではないでしょうけど、声をかけると思いますね。

 

 また、プロ野球担当記者の間では有名な話ですが、日ハムが動くのではないでしょうか。というのも、2021年に新庄監督が就任したとき、OBの岩本勉氏のYouTubeチャンネルに出演し『オレ、欲しい選手が一人いる。藤浪クン。オレのところに来たら化けますよ』と当時、制球難で苦しんでいた阪神の藤浪にラブコールを送っているんです。

 

 新庄監督は若手、中堅を乗せるのがうまいし、何よりもソフトバンクでくすぶっていた田中正義を守護神に成長させた実績がありますからね。今季、新庄監督は優勝を公言していますし、そのためには実績のある投手はほしいところです」

 

 さらに「大物が動く可能性がある」と続ける。

 

「可能性は低そうですが、巨人です。抑えの大勢が怪我で離脱していますから、彼を獲れたらピンポイントの補強となります」

 

 昨季、藤浪はアスレチックスからオリオールズに移籍して劇的に良くなっている。もう一度、環境を変える必要がありそうだ。

( SmartFLASH )

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