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【U-23サッカー】2泊5日の弾丸ツアーも! 日本「圧勝」を支えた「熱烈サポーターたち」に聞いた“推し選手”
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.07.25 19:40 最終更新日:2024.07.25 19:40
7月25日(日本時間)、パラグアイを相手に5対0の快勝を遂げた、パリ五輪サッカーU-23日本代表。大会全体の初日ともなったこの日、幸先のよい出だしとなったが、その裏にあったのは、熱烈な日本人サポーターの存在だった。
「中継にも、何度も映されていましたね。日本から遠く離れたパリにもかかわらず、多くのファンが駆けつけていました。なかには、力士の着ぐるみを着て参戦していたサポーターもいました(笑)」(現地記者)
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じつはキックオフの前、ボルドーにあるスタジアム前は、さながらクラブのような盛り上がりを見せていた。スタジアム前の広場では、さまざまな催しが開かれ、その中心ではDJがアップテンポの曲を流していた。なかには、早くも酒を飲み始める人もおり、試合前から、各国のサポーターは大いに盛り上がっていた。
そんなお祭りのテンションで、試合を心待ちにする日本人サポーターらに、話を聞いた。
「休みを調整して、1週間の長旅です。ふだんは看護師をしていますが、今回はサッカー観戦のためだけに渡仏しました」
そう語るのは、20代の女性。ひとりでフランスまでやってきた。
「もともとFC東京のファンなので、所属する荒木遼太郎選手とキーパーの野澤大志ブランドン選手目当てです。今日も、FC東京のグッズを持ってきました!」
こうした熱烈なファンだけでなく、家族旅行を兼ねた気軽な観客も。
「母と弟、あと、この間、結婚した夫で来ました。夫はいまイギリスで働いていて、ほかの3人は東京に住んでいます。みんなでパリに集合して、昨日は観光でした。サッカーの試合を見るのは今日だけ。旅のクライマックスですね」
同行する弟は、じつは今回のメンバーにあまり詳しくないという。
「オーバーエイジ枠で、大物が来るといいなと思ってたんですけど……(笑)。結局、なかったですね。まあただ、今日は楽しめればいいかなって」
今回のU-23代表は、波乱も多くあった。海外組の参戦が少なく、同じく海外組からオーバーエイジ枠での招集がかなわなかったのだ。「本来はもっと有力な選手がいる」と、失望する声も多い。
さらに、試合当日になって離脱してしまった選手もいる。左足を負傷していた、ガンバ大阪所属の半田陸選手だ。現地に訪れた30代の看護師は、フランスに到着してからこのニュースを知ったと言う。
「私はガンバのサポーターで、本当は半田選手が見たくてパリ旅行を決めました。でも離脱してしまって……。パリに飛行機がついて、そこで昨日、知ったんです。本当にショックでしたよ。
ただ、斉藤光毅選手(ベルギー・ロンメル)のプレーが好きで、今日も彼のユニフォームを着ています。なんとか1週間、休みを取れて、2泊5日の弾丸旅です。明日には帰ってしまうので、全力で楽しみたいです!」
日本代表の好発進の原動力には、彼女たちの声援があったはずだ。
( SmartFLASH )