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増田明美“小ネタ解説”パリでも炸裂! 実況と噛み合わず批判も「せめぎあいが面白い」「スルーはあかん」擁護も続々
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.08.12 17:54 最終更新日:2024.08.12 19:01
8月12日に幕を閉じたパリ五輪。日本は目標の金メダル20個に達し、銀12個、銅13個と合わせたメダル総数は45個となった。金メダル数とメダル総数は、海外開催の五輪では最多。これまでの海外最多は金が2004年アテネ大会の16個、総数は2016年リオデジャネイロ大会の41個だった。
また、金メダル20個は、国・地域別でオーストラリアを抜き去り単独3位。日本がスポーツ大国に名乗りをあげた大会にもなった。
メダルを獲得した競技ではもちろんのこと、それ以外にも名勝負は数多く誕生した。同時に、それをフォローする解説も大いに注目された。スケートボードの瀬尻稜氏、BMXの勅使河原大地氏、フェンシングの山口徹氏らは強烈な個性が光り、あまり知られていなかった競技の見方や魅力にくわえ、何よりも楽しみ方を一般の視聴者に伝えてくれた。
そして、大会の掉尾を飾る女子マラソンの解説者として登場したのが、増田明美氏だ。増田氏の解説は、選手の特長や競技に取り組む姿勢のみならず、私生活に食い込んだ取材で得た豆知識がちりばめられることで、人気を得てきた。
今大会も出足は好調だった。モンゴル選手の紹介となったとき、「モンゴル国際草原マラソンで優勝しているんですが、優勝賞品は馬1頭だったそうです」と紹介し、Xでも《増田明美節健在》と好評だった。
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ところが、観光名所であるマドレーヌ寺院を過ぎたあたりからおかしくなる。「こっち(パリ)はお菓子がおいしいですね」と脱線すると、スロースタートのペースには「観光気分で走ればいい」と、よくわからないたとえを用いた。これには、実況の塚本貴之アナウンサーも「?」とばかりに無言。以降、塚本アナの実況との歯車がかみ合わなくなっていく。
小ネタ満載の増田氏の解説に、塚本アナは最初こそ反応していたが、やがて「はい」「そうですか」と言葉数が減少。ときには“完全スルー”を決めるときもあった。
このころになると、Xでの反応は増田氏の“細かすぎる解説”より、塚本アナウンサーの“塩対応”が話題になっていた。
《オリンピックのマラソン女子、解説の増田明美さんが淡々と話すどうでも良いプチ情報、それをサラッとかわすNHKのアナウンサー 地味に面白い》
《「はい」と巧みに交わすアナウンサーとのせめぎあい。こちらも面白い》
《NHKのマラソン実況解説が増田明美さんで、続いてスタジオで福士加代子さんと浜口京子さんで人選が面白いな。増田さんはお得意のエピソードを喋り過ぎてアナウンサーにスルーされたりぶった斬られたりしてるし、浜口さんはメルヘンな感じだし、福士さんはそれを面白がって大笑いしてるし》
など、実況と解説の関係性がいじられるようになり、ついには
《増田明美の小ネタ解説いらん。アナウンサーに振られた時だけコメントしてくれ》
と、解説への“ダメ出し”まで登場する事態に。ただ一方では、こんな意見も。
《NHKのアナウンサーは増田明美さんの引き出しに感謝しないといけないよ。スルーはあかん。せめてあいづちだけでもしないと。2時間以上も尺があって局面の変化も少ない競技の中、これだけ喋るネタの準備とこのスタミナはさすが》
《増田明美さんとNHK実況アナウンサーの息が合っていないので聞きづらい 私は増田明美さんのお話をもっと聞きたい アナウンサーが増田さんの話を遮って実況する だったら、増田さんに頼むのやめれば良かってのに》
パリ五輪の女子マラソンは、アップダウンが特徴の難コース。登りは箱根駅伝の5区を思い出させ、下りはブレーキをかけても転がっていきそうな急こう配の坂道だった。大会前から五輪史上“最強”とも“最凶”とも言われていた難コースで、鈴木優花はアフリカ出身勢が上位を占めるなか、ただひとりのアジア出身選手として走り抜き、6位入賞という立派な成績を収めた。
その奮闘も相まってか、増田VS.塚本アナの“陰の戦い”も、視聴者の興味を惹いたことは間違いない。
( SmartFLASH )
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