スポーツ
ドジャース優勝パレード 22万5000人が祝福も…玉川徹氏も疑問「少なすぎる」問題の理由 例年は数百万人集結
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.09 11:29 最終更新日:2024.11.09 11:29
「25万人か…って、ちょっと」
11月4日、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』に生出演した元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、ワールドシリーズ(WS)を制したドジャースの優勝パレードに集まった人たちの数に首をひねった。
各紙報道によれば、この日はロサンゼルス市内に25万人もの人が訪れて、大谷翔平や山本由伸らド軍の選手たちを見守ったという。日本にいればとてつもない数字に見える25万人だが、野球の本場・アメリカでは、玉川氏が首をひねるくらい少ない数字なのだ。
同番組に11月1日に出演した元メジャーリーガーの井口資仁氏によれば、自身が参加した2回の優勝パレードのうち、2005年のホワイトソックス時代は200万人、2008年のフィリーズ時代は500万人もの人々が集まったと話していたのだ。それに比べれば、これだけの大谷フィーバーがあったドジャースの優勝パレードが、25万人しか集まらないというのは、かなり小さい規模感と思われる。
【関連記事:「タトゥーがエグい」ドジャース優勝で話題に“本場”の「上裸シャンパンファイト」に驚きの声】
話を聞いていた月曜レギュラーの石原良純氏は「500万人って、どうやって見るの?」と驚いたが、玉川氏は「シカゴの人口、って今ちょっと調べたら500万人いないんだよね(2022年に約270万人、周辺都市も含めると約944万人とも)。一応、(記録を)確認したんだけど……合ってんのよ」と語った。
こうした玉川氏の疑問に対して、X上では《過去のパレードと比べて少なく感じたみたい》などと、肯定する投稿もあったが、多くは「玉川さんの話していることは本当なの?」と疑いの目を向けていた。しかし、玉川氏の指摘は、実は間違っていなかった。
「地元ロサンゼルスタイムによれば、優勝パレードに集まったのは25万人より少ない22万5000人ということでした。確かに、過去の優勝チームが行ったパレードに比べればかなり少ない人数でしたが、これは行われたのが平日の午前中だったからというのもあるでしょう。しかも、井口氏が番組で語った2回のWS優勝に関しては、フィリーズが28年ぶり2回目、ホワイトソックスに至っては、88年ぶり3回目の優勝ですからね。
それに比べれば、ドジャースは前回の優勝が2020年ですから、4年ぶり8回目となる。こうしてみれば、ホームタウンの熱気はまるで違うわけです。優勝パレードに集まった人の数が今回比較的少なかったのは、むしろ『ドジャースが強くなりすぎた』ということが影響しているのかもしれません。むしろ、その条件でこれだけ集まったのですから、改めてド軍人気を思い知らされた感じです」(現地記者)
ちなみにセ・リーグ3位から下剋上を果たした横浜DeNAの優勝パレードは、11月30日で最終調整を行っているという。前回日本一となった1998年には40万人が駆け付けたが、今回はさらに多い50万人を想定しているという。こうしてみると、ロサンゼルスの人々にとって「ドジャース優勝」はもはや当たり前のことなのかもしれない。
( SmartFLASH )