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ロシアW杯「ハリルジャパン」怪物封じへ「城彰二」が提言
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.01.11 06:00 最終更新日:2018.01.11 11:16
2017年12月2日未明のロシアW杯組み合わせ抽選会で、FIFAランク55位の日本は、コロンビア、セネガル、ポーランドの順に対戦することが決定した。
今回の組み合わせについて元日本代表FWの城彰二氏(42)が各チームの怪物対策を練る。
●2018年6月19日(火)24時 コロンビア戦
怪物はハメス・ロドリゲス(26・MF)。ブラジルW杯での大活躍で、移籍金約100億円でレアルに加入も、ベンチウオーマーに甘んじていた。今季バイエルンに主戦場を移し、ようやく出場機会が増えてきた。
「素晴らしい技術をもとに、ゲームコントロールにも秀でる司令塔。厄介なのはゲームを作るだけでなく、予選6ゴールからもわかるように得点力もあること。レベル、センスがひとつ上の存在ですね。
ボディコンタクトにも強さを見せますが、じつは嫌がる傾向にある。日本が封じ込めるためには一人ではなく、2人で挟み込むなどして、粘り強い守備を何度も繰り返すことが必要となってくるでしょう」
●2018年6月24日(日)24時 セネガル戦
爆発的なスピードでDFラインをぶち抜き、強烈なシュートを放つ怪物サディオ・マネ(25・FW)。いまや、名門リバプールのエースに君臨する。
「最近はとくに調子がいい。自分のリズムでプレーしはじめたら、手がつけられないほどのプレーを見せます。半面、精神的な脆さを感じることもある。うまくプレーできない時間が長くなると、イライラしはじめる。
日本としてはそうした精神状態に追い込みたい。マンマークはもちろんですが、すり抜けることもうまいので、つねにもう一人がカバリングの意識を持つことを心がけてほしい。しつこくしつこく、相手をいらつかせる戦術が重要になります」
●2018年6月28日(木)23時 ポーランド戦
バイエルンでは4度のリーグ制覇、2度の得点王を獲得。足元の技術、高さ、個人での打開と、すべてを兼ね備えた世界屈指のストライカーであるロベルト・レヴァンドフスキ(29・FW)。FKも得意。
「バイエルンでも好調を維持。はっきり言って彼にボールが入ってしまえば、一人では止めるのが困難な、典型的なセンターフォワードですね。
ならば日本としては、その前の段階で勝負したい。サイドからのクロスを上げさせないとか、パスコースを限定して守備に入るとか、彼にプレーさせないこと。
そこさえ徹底していければ、ポーランドはチームとして、けっして戦い難いチームではありません」
(週刊FLASH 2017年12月19日号)