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田中将大、交渉難航で最後の砦は “金満球団”…「安楽パワハラ事件」の飛び火で破格の「5000万円以下」契約も
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.11 16:15 最終更新日:2024.12.11 16:20
最後の砦と思われていたヤクルトが撤退したことで、いよいよあとがなくなった田中将大。楽天から自由契約となった現在、最悪の場合、あと3勝に迫っている日米通算200勝を達成できぬまま引退に追い込まれることもあり得る。
「ヤクルトは、小川淳司GMが『調査はしている』と語っていたこともあり、田中の新天地の最有力候補と見られていました。また、渡米する前にバッテリーを組んでいた嶋基宏がバッテリーコーチを務めているので、入団しても楽天の最後のころのように孤立することはない、と見られていたのですが……。
しかし、自由契約選手として公示され、獲得交渉が解禁となった12月2日、ヤクルト球団幹部が『ウチは獲らない。戦力として使えないと判断したので動かない』と宣言したといわれており、ヤクルトの目はなくなったとみるべきでしょう。
じつは、田中本人は年俸などお金の条件にはそれほどこだわっていないと聞いています。それよりも『東京でプレーしたい』が本音なのでしょう。
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2021年に楽天に復帰して以来、仙台で単身赴任していたようですから、それほど長くはない現役生活の最後は、家族のいる東京のチームでプレーしたいという希望があったんです。ヤクルトは条件的にもぴったりだったのですが」(スポーツ紙デスク)
もうひとつ、東京を本拠地にしているのが2020年以来、セ・リーグを制した巨人だ。
「昨年の “安樂パワハラ問題” の飛び火や、楽天を退団するときに発した “上から目線” コメントなどで、巨人は田中を『問題児』と決めつけ、球団幹部が『絶対に獲りにいかない』と発言したといいます。あれだけ実績を残しながら、この数年の失態で田中の評価はガタ落ちしたんです」(巨人担当記者)
ところが、ここにきて「雲行きが変わってきた」と続ける。
「どの球団も獲りにいかない現状を考えると、年俸などの契約条件は球団が提示した額で決まる可能性が高まりました。言い換えれば破格の5000万円以下でも獲れる可能性が高くなったということです。
FA戦線で、巨人は阪神の大山悠輔内野手に逃げられるなど、苦戦していますが、中日を自由契約になった守護神ライデル・マルティネスを獲得できた。あとはFAで石川柊太投手を獲れれば、田中の獲得に動くかもしれません。
環境面で考えてみても、巨人には小学校時代にチームメイトだった坂本勇人がいて、孤立することもない。また楽天、ヤンキースと常につけていた背番号18も菅野智之の退団で空き番号となります。考えれば考えるほど、田中入団の条件はそろっています」
結局は、落ち着くところに落ち着くということか。
( SmartFLASH )