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メッツが獲得した右腕日本人(25)の正体…社会人野球からメジャーに大飛躍も、年俸「540万円」からスタート

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.12 17:45 最終更新日:2024.12.12 17:45

メッツが獲得した右腕日本人(25)の正体…社会人野球からメジャーに大飛躍も、年俸「540万円」からスタート

2021年、社会人野球・近畿地区最終予選で先発した迫

 

 ヤンキースからFAとなったホアン・ソト外野手が15年7億6500万ドル(約1147億5000万円)でニューヨークメッツと契約したと報じられたのは、12月9日のことだった。

 

 これで、2023年にドジャースと結んだ大谷翔平の10年総額7億ドル(約1015億円)を抜き、史上最大の契約を結んだのはソト外野手ということになった。

 

 

 一方、その翌日にメッツが獲得したのは、意外な選手だった。米メディアでは、ほとんどベタ記事に近い形で、ある日本人選手の新たなマイナー契約が報じられている。迫勇飛(さこ・ゆうひ)投手だ。

 

 25歳の迫は、兵庫・東洋大姫路高から履正社国際医療スポーツ専門学校を経て、社会人野球のカナフレックスでプレー。その後、独立リーグや豪州、メキシコのリーグでもプレー。今季はニュージャージー・ジャッカルズとアトランティックリーグのハイポイント・ロッカーズでプレー。18試合中17試合に先発して、92回2/3を投げ、防御率は3.88だった。

 

 日本ではほとんど知られていない存在だ。高校、社会人とこれといった実績もなく、もちろんNPBでのプレー経験もない、異例の経歴。

 

 迫は自身のInstagramで《本日、メッツと契約させていただきました。(中略)これからが本当のスタートでありますが、これまで何度もくじけそうになった時に支えてくれた家族、友人、沢山の方々に本当に感謝しています。ありがとうございます。また、少しでも良い報告ができるように頑張ります》と綴っている。

 

「迫はセットポジションから左足を上げた際、タメを作って上から投げ下ろす右腕。身長は180cmと投手としては大きくないが、球質が重く、高めのフォーシームで三振が取れるタイプです。今後はおそらく2Aから上を目指すことになるでしょう」(現地記者)

 

 2024年開幕時、MLBの選手平均年俸は498万ドル(約7億6000万円)で、昨季から1.5%増となった。2Aも増えたとはいえ、約540万円ほどしかない。

 

 そんななか、メッツのソト外野手の新たな年俸は約76億5000万円。同じメッツ2Aの迫の年俸のおよそ1400倍。その差を詰めるべく、迫の戦いは始まる。

( SmartFLASH )

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