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【阪神】佐藤輝明、メジャー挑戦表明に虎ファン激怒…プレーににじみ出る“甘さ”へ辛口評価、監督が“火消し”の事態へ
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.27 11:36 最終更新日:2024.12.27 11:36
志を高く持つことはいいことである。ただし、あまりにも突飛なことを目標にすると、反発を呼ぶことがある。阪神の佐藤輝明内野手の場合がそうだった。
12月23日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨んだ佐藤は、現状維持の年俸1億5000万円でサインしたと語った(金額は推定)。だが、物議をかもしたのはそこからの発言だった。メジャー挑戦について、こう口走ったのだ。
「(メジャーへの挑戦を)球団にお願いはしています。しっかり伝えたのは今年(2024年)が初めて。球団も前向きに考えてくれていると思うので、いい話し合いはできたと思います」と、将来的に、ポスティングシステムによる米大リーグ移籍を希望する意思を球団側に伝えたという。
佐藤は近畿大卒4年めのため、海外FA権を取得するのは、最短でも2029年のシーズン終了後。渡米となれば、31歳になっている。だからこそ「心技体がもっとも充実した20代のうちに、世界最高峰の舞台に挑みたい」と、ポスティング移籍にこだわっているとみる向きもある。
最近では、日本で一定の活躍を続け、その成績をもとにポスティング移籍を要求する選手が増えている。その代表例が、ロッテの佐々木朗希投手であり、巨人の岡本和真内野手、ヤクルトの岡本宗隆内野手だろう。
しかし、熱烈な応援で知られるタイガースファンは、佐藤の4年間を“一定の活躍”と認めていなかったようだ。実際、今季においては、打率以外の出場試合数、打数、得点、安打、本塁打、打点、盗塁と、すべて昨シーズンを下回っている。
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Xでは《なんで炎上するのかマジでわからん》など、佐藤を応援する投稿もある一方、メジャー志向へ否定的な意見も数多く書き込まれているのだ。
《ちょっと日本で活躍したから メジャーに挑戦して 活躍出来ると思ってるの?》
《なんで公言するのかね。 大人になりきれてないからだね。水面下で動いてればいい》
《いまの成績ではメジャーではとても太刀打ち出来ひんで》
佐藤に対しては、ファンからも辛口の評価が下されがちだという。その理由を阪神担当記者が解説する。
「じつは、佐藤に対しての精神的な評価は、あまりいいものではありませんでした。仁川(にがわ)学院高、近大と、どちらかというと自由な環境で野球を続けてきたとされます。そのせいか、言動や行動に甘さを指摘されることもしばしば。野球に関しても、サイズ的にすばらしいものを持ちながら、徹底的に追い込むような練習はあまりしてきませんでした。『才能だけでプレーしている』などと書かれることも多かったんです。
だからこそ、信じられないようなエラーをしたり、スランプになるとなかなか抜け出せなかったり。こうした背景から、今回のメジャー宣言は『自分の成績に真摯に向き合ってほしい』と、ファンの怒りを買ってしまったのでしょう。交渉をするなら水面下でやればよかったと思いますね」
Xでの批判を知ってか、藤川球児監督までもが「彼らがメジャー挑戦という目標を掲げるのは、アスリートだから。発想自体は間違っていない」と“火消し”に奮闘する始末。まだ新シーズンは開幕していないが、新監督としては頭の痛いところだろう。
( SmartFLASH )