スポーツ
大谷翔平「憧れから尊敬へ…」 4度めのMVPよりも熱望する“究極の名誉賞”
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.11 06:00 最終更新日:2025.01.11 06:00
大谷翔平(30)の受賞ラッシュの締めは、日本時間の2024年の大晦日に発表された老舗スポーツメディア「スポーティング・ニュース」による「年間最優秀男性アスリート」だった。昨季の大谷が獲得した賞の数は、MVPを筆頭に計18にも及ぶという。
これだけの賞を毎年のように受賞すれば、「次は何を目指すの?」といった声も聞こえてきそうだが、メジャーリーグ評論家の福島良一氏は「まだ重要な賞を獲得していません。それは、ロベルト・クレメンテ賞です」と語る。
同賞は野球での活躍はもちろんのこと、社会貢献に尽力した選手に贈られる。1971年の創設時は「コミッショナー賞」と呼ばれていたが、1972年にパイレーツ一筋で3千本安打を放ったクレメンテ外野手が、ニカラグア地震の被災地に救援物資を運ぶ際、飛行機事故で亡くなり、1973年に名称が変更された。
【関連記事:大谷真美子夫人「東伏見のプリンセス」だった学生時代“肌見せルック”にファン多数、チームメイトは「親衛隊」結成】
「毎年、各球団からノミネートされた30人から選考委員会の投票で一人選ばれますが、過去には大谷の同僚のカーショー投手やヤンキースのジャッジ外野手など、メジャー屈指のスーパースターが選ばれています。私の見解としては、これ以上の価値を持つ賞はなく、
“真のMVP”だと思っています。大谷選手は十分に世界一の選手ではありますが、今後目指すとすればサイ・ヤング賞であり、ロベルト・クレメンテ賞だと思います」(福島氏)
受賞には社会貢献が重要なのは当然だが、継続することがポイント。日本人選手の受賞者はまだいないが、大谷はグローブを全国の小学校に寄付したり、小児支援団体への寄付などもしており、同賞に関心が高い様子が窺える。そして、この賞を受賞したとき、福島氏が語るように、大谷へのファンの思いは「憧れから尊敬に変わる」ということだ。