スポーツ
中田翔 驚異の15キロ減量に期待爆上がり「勝負の年」へ36歳の覚悟
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.14 19:15 最終更新日:2025.01.14 19:15
2月1日のキャンプインに備え、各球団の主力たちが自主トレを公開し始めている。中日の主砲・中田翔が沖縄県中城村の吉の浦球場に姿を現したのは、1月12日のことだった。
公開初日にもかかわらず、報道陣は中田の軽快な動きに驚かされた。中田は昨季を通じて、腰痛に悩ませられ続けた。そのため、シーズン終了後から減量に取り組んでいたのだ。結果、腰痛から解放されたことで動きもよくなったのだという。
中田は腰を気にする必要がなくなったことがよほどうれしかったのか、報道陣とのやり取りも終始にこやかだった。中田はその回復具合について、「シーズン中は起き上がるまでに10分、20分とかかっていたのに、いまはスッと起きられる」と語っている。
減量の数値も驚異的だ。昨シーズンは最大で体重は115キロあったというが、オフの間は好きな酒も控え、ランニングなどの有酸素運動や食事制限に取り組んだ結果、15キロもの減量に成功したというのだ。動きの軽快さはもちろんのこと、容姿も別人。頬の肉が落ち、シャープな顔つきに変貌していた。
【関連記事:中田翔が「年俸3億円程度」で中日入り表明「最後のピース埋まる」ファン大歓迎】
昨シーズンの中田は、3月29日に神宮球場で行われたヤクルトとの開幕戦でサイ・スニード投手から史上2人めとなる3球団で開幕戦本塁打を放つなど、最高のスタートを切っている。その後も適度な休養を挟みながら、“貧打の中日”の汚名返上とばかりに打線の中心として活躍した。
しかし、5月15日に右ハムストリングを負傷。翌日の登録抹消を皮切りに、登録、抹消を繰り返し、まさに尻切れトンボのシーズンとなってしまった。
最終的には62試合に出場し、打率.217、4本塁打、21打点という、16年のプロ生活のなかでもワーストと言っていいような成績だった。
主砲として迎え入れられながら、不甲斐ない成績に終わった1年め。現状を一番理解しているのはもちろん本人だ。自主トレの終了後、中田は「年齢も年齢ですし、自分の役割というのは、チームの勝利に貢献することはもちろん、それ以上に、いろんなところで期待してもらっている。僕は本当に勝負の年なので、いろいろと覚悟を持ってやっています」と強い決意を口にした。
Xでも、《15キロ絞ったとのこと。ほんとに本当に頼むでぃ!!》《期待しかないな》《あの怖い中田翔の復活をお待ちしております!》と、減量によってファンの期待は高まるばかりだ。
「中田にとって今年は、中日と2年契約の最終年なんです。もし昨シーズンのような成績に終われば、契約延長は厳しいでしょう。だからこその減量だし、かなり追い込まれていることは間違いありません。4月22日には36歳になりますし、本人が語っているように“勝負の年”になるでしょうね」(中日担当記者)
36歳で迎える新シーズン。球界に名を残した大ベテランが、勝負の年に挑む。
( SmartFLASH )