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メジャーでも殿堂入り確実のイチロー、“満票”機運に水を差す米記者の“ひねくれ投稿”にファン大激怒

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.16 20:44 最終更新日:2025.01.16 20:44

メジャーでも殿堂入り確実のイチロー、“満票”機運に水を差す米記者の“ひねくれ投稿”にファン大激怒

日本での野球殿堂入りに笑顔でスピーチするイチロー(写真・共同通信)

 

 メジャーリーグ(MLB)の2025年野球殿堂入り表彰者が、日本時間1月22日に発表される。最大の話題は、2025年に資格取得となった、イチローの殿堂入りなるかであることは間違いなさそうだ。

 

 2001年に27歳でマリナーズ入りすると、細身の青年に対して多くの関係者、ファンはその活躍に懐疑的だった。だが、イチローしかできない巧みなバットコントロールで安打を重ねるうちに、不安は賞賛へと変わっていった。1年め、終わってみれば首位打者、盗塁王、242本の最多安打に加え、新人王とMVPのダブル受賞となった。

 

 

 その後もヒットを打ち続け、MLB記録となるルーキーイヤーから10年連続の200本安打以上を達成。MLBでの19年間で築いた安打数は3089本。NPB在籍9年間での1278本を加えると、前人未到の4367安打となり、この数字はギネス世界記録に認定されている。

 

 数々の金字塔を打ち立てたゆえに、イチローの殿堂入りは間違いないが、注目されるのは、2019年にヤンキースの絶対的守護神として活躍したマリアーノ・リベラ投手に続く、満票での殿堂入りがなるか、ということ。もし実現すれば、日本人初はもちろんのこと、野手としてはMLB初の快挙となる。

 

 1月14日時点の集計サイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」では、投票の38.8%にあたる152票が公開されており、イチローは100%の満票を維持という、うれしい結果が出ている。

 

 そんななか、米国ではイチローの快挙に水を差す投稿が話題となっている。それは、殿堂入りの投票権を持つという、とあるベテラン記者のSNSへの投稿だ。そこには自身の投票用紙が写っており、多くの候補者が並ぶなかで、イチローではなく、フィリーズやヤ軍で活躍したチェイス・アトリー二塁手だけにチェックを入れられていた。

 

 米殿堂入り投票は、全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上所属している記者、392人に投票資格が与えられ、40人近い候補者のなかから最大10人までの名前を書いて投票するのがルールだ。

 

 もちろん、この記者がイチローに投票しないのも、彼にとっての権利。またアトリーひとりしか書かなかったのも、彼の判断基準で許される範囲だろう。

 

 しかし、この記者はSNSのフォロワーから《本当に?イチローよりもアトリーを選ぶの?》と問われ、思わぬ返答をしたことで、大問題になっているという。

 

「この記者は何を思ったのか、《私がイチローではなくアトリーに投票する理由は、この投票権が、私が苦労して得た票であり、何をしても構わないからです》と、悪びれず返答したんです。これには米国のMLBファンも大激怒しています。根底には、日本人に満票を与えたくない、という意図があるかもしれませんが、もし本心で投稿していたとなると、記者の資格はく奪問題などに発展するかもしれません」(現地記者)

 

 たったひとりの“ひねくれ者”のために、イチローの偉業がなくなってしまわなければいいのだが……。

( SmartFLASH )

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