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「貴乃花」理事再選へ決起集会「伊勢ヶ濱一門」切り崩し工作も

スポーツ 投稿日:2018.01.24 11:00FLASH編集部

「貴乃花」理事再選へ決起集会「伊勢ヶ濱一門」切り崩し工作も

 

「親方、先日の一門会は盛況だったようですが……。錣山(しころやま)親方らと合流するのですか?」

 

 1月19日、本誌の問いかけに軽い笑みを浮かべ、会釈をしながら迎えのハイヤーに乗り込んだ貴乃花親方(45)。

 

 日馬富士(33)による暴行事件以来、無言を貫き、時には雲隠れさえ辞さなかった貴乃花親方だったが、年が替わり初場所が始まるや否や、“動”の行動に打って出た。

 

 始まりは1月17日、都内ホテルでおこなわれた貴乃花一門会だった。集まったのは、貴乃花親方含め11人。そのなかには、2017年12月に「自由に意見が言える立場になりたい」と、時津風一門を離脱した錣山親方(元関脇・寺尾)や湊親方、立田川親方の3人も含まれていた。

 

 メンバーが集結したことがよほど嬉しかったのか、途中退席した際には「今日は何もありませんよ」と笑顔。これが騒動後、報道陣に向けて初めて発した言葉だった。なぜ、この時期に一門会が開催されたのか?

 

「初場所後の理事選を目前に控え、貴乃花健在の表明を兼ねて、何人の親方が集まるのかを確かめたかったのが本音。そこに、理事への再選が可能となる人数の10人が出席した。だからこそひと安心となって、報道陣にも笑顔でコメントしたのだろう。

 

 また今回は、一門の結束の固さを協会に示すことと、評議員会の池坊保子議長に対してのパフォーマンスも含まれている。というのも、貴乃花親方が理事解任となったとき、次期理事選で当選したとしても、池坊氏は『評議員会が認めるかどうかはわからない』と発言。

 

 それに対して、一門の拡大が着々と進んでいることを見せつけたかったのです」(協会関係者)

 

 気になる一門会での議題は、理事選の票集めや理事長選への目論み、貴ノ岩への暴行事件についての事実関係など、多岐にわたったという。

 

「参加した10人の貴乃花親方支持を確認したうえで、一門外の票を集めるように話し合った。九重親方(高砂一門)、時津風親方(時津風一門)、山響親方、玉ノ井親方(ともに出羽海一門)、浅香山親方(伊勢ヶ濱一門)など、隠れ貴乃花一門への協力を求めていこうと。

 

 なかでも、いちばんのターゲットは伊勢ヶ濱一門。伊勢ヶ濱親方が理事を辞任したにもかかわらず、再出馬に色気を出したことで親方たちは困惑している。

 

 現時点で9人の親方衆しか確保できていないうえに、当初は高島親方を推す予定だったのが、2人出馬となれば票が足りなくなる。その混乱に乗じて切り崩しを画策しようというわけだ」(某親方)

 

 一門を離脱、破門された“11人のユダ”たちの逆襲が始まる。


(週刊FLASH 2018年2月6日号)

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