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大谷翔平、3年連続「早期スタート」で不安視される肉体への“負荷”オフに山火事&インフルで「やせてしまった」ファンも驚き

日本時間2月2日、ファンフェスタに登場した大谷。現地記者も「やせてしまった」と感じたという(写真・AP/アフロ)
ドジャースに所属する大谷翔平の、2025年シーズンがスタートした。2月4日(日本時間。以下同)、キャンプ地であるアリゾナ州フェニックス近郊のグレンデールで、自主トレをおこなったのだ。
ド軍のバッテリー集合日は2月12日の予定だが、本誌既報どおり、1週間ほど早くキャンプ地入りして調整に励んでいる。早めたのには理由があった。
MLBの開幕は28球団が3月28日だが、ド軍とカブスは3月18日に東京ドームで開幕を迎えるため、日程的に10日ほど早いからだ。
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ただし、大谷は3年連続で、他球団より早くキャンプインすることになった。2023年は、WBCが3月8日に開幕したため。2024年は、ド軍がパドレスと3月20、21日に韓国で開幕戦をおこなったためだった。
そして、2025年は東京ドームで開幕戦を迎えることになる。3年も続けて早く始動することに不安はないのか。現地記者が解説する。
「開幕が10日早ければ、選手の自主トレを始める時期も早いし、他球団とチームとしてのキャンプインの時期が変わらないのであれば、早くから練習強度を上げざるを得ません。
それがけがにつながるのではないか、との不安は、拭えないのも事実。しかも大谷は、右ひじ、左肩のリハビリを続け、投球練習もこなさなければいけない。ほかの選手より、やることは多いのです」
過去の2年間では、始動を早めたことで弊害が出ているという見方もある。2023年はWBCで優勝し、シーズンでも投打ともに好調だった。ところが、フル稼働のつけが終盤に回ってきて、体が悲鳴を上げたのか、先発して降板後には体がつる症状が出た。これはいままでにはなかったことだ。
結局、2度めのトミー・ジョン手術を受けることになった。2024年は、前人未到の「50-50」を達成したが、開幕から自己ワーストの40打席ノーアーチを経験し、ワールドシリーズでは左肩脱臼、手術もあった。始動が早かったシーズンは、成績はいいが、終盤にはともに大けがをするというジンクスもあるのだ。やはり、早期始動は知らずしらずのうちに体に大きな負荷をかけているということだろう。
加えて「今オフのアクシデント続出が影響を与えかねない」と、前出の記者が不安を吐露する。
「大谷はロサンゼルスの山火事で知人宅に避難したようですが、その際、インフルエンザにかかってしばらく寝込んでいたのです。そのため、リハビリも調整も大幅に遅れ、夫婦そろっての帰国もかないませんでした。
2月2日のファンフェスタには登場しましたが、顔や体を絞ったというよりも『やせてしまった』というほうが合っているような変貌ぶりで、ファンもあぜんとしていました」
過去のジンクスに加え、ロスの山火事による心労とインフルエンザ。トリプルパンチが二刀流復活の影響しなければいいのだが……。