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大谷も歓喜「ドジャーズのムードメーカー」が再契約も韓国から寄せられる“ガッカリ反応”の理由とは
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ド軍優勝時も、大谷と山本由伸に挟まれてご機嫌のキケ(写真・USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
21世紀初のワールドシリーズ(WS)連覇を目指し、今オフに大型補強を繰り返したドジャース。その締めくくりにふさわしい最高の補強が、キャンプイン直前の2025年2月10日(日本時間)に実現した。
今オフ、ド軍からFAとなっていた「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス選手が、再契約に合意したと多くの米メディアが伝えた。
キケは昨季、126試合に出場し打率.229、12本塁打42打点をマーク。投手と捕手以外のポジションすべてに適応でき、スタメンだけでなく、ベンチにいれば監督は安心して采配できるといわれる、ユーティリティープレーヤーだ。2024年のパドレスとの地区シリーズ第5戦では、ダルビッシュ有から値千金の決勝ソロを放つなど、ポストシーズン(PS)に強いことでも知られている。
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また、大谷翔平がホームランを放つと、ベンチ内で『ドラゴンボール』の“かめはめ波”のポーズで迎えるなど、ムードメーカーとしての役割も担っている。それだけに、大谷もこの再契約を喜んでいるに違いない。
FA再契約が報じられた同日、キケは自身のInstagramを更新し「Walking through the open door!」(開いたドアを通り抜ける)と投稿。同時に、出場選手登録枠で最後の一枠を表す「#26thMan」とハッシュタグをつけ、意気込みを表現した。
WS連覇に向けた最終ピースが埋まったことで、歓喜の声が聞こえてきそうだが、一部のド軍ファンからは正反対の反応があるという。
「それが、韓国のド軍ファンと韓国メディアなんです。今オフ、ド軍はKBO(韓国プロ野球)キウムからポスティングシステムでキム・ヘソン内野手を獲得しました。本職は2塁ですが、内野ならどこでも守れるため、実力を高く評価されています。そのため、今季セカンドでレギュラー候補最右翼だったギャビン・ラックスを、レッズに放出したほどです。このとき韓国の国内では『キム・ヘソンがレギュラーを獲れる』と盛り上がったと聞いています。
ところが、キケの再契約が決まると一転『レギュラーは難しいかも』『開幕はマイナーで迎えるのでは?』といった論調に変わってきているんです。
しかも、パドレスからFAとなった“韓国の至宝”であるキム・ハソン内野手でさえ、去就が決まっていないんです。韓国の国内では、MLBの開幕が近づくことでウキウキ気分より、心配ごとが増えるばかりなんです」(現地記者)
ド軍がキム・ヘソン獲得に費した金額は、3年総額1250万ドル(約19億円)。これでマイナー行きとなれば、シャレにもならないが……。