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大谷翔平、国内外でスポンサー契約に “長蛇の列”…広告の常識を変えた「経済効果」やっぱり1000億円は安すぎた!
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JR池袋駅に設置された、大谷の「コスメデコルテ」の広告。大谷見たさに訪れた人も多いようで、スマホで広告の写真を撮る女性の姿も見られた
2023年オフ、大谷翔平がドジャースと10年7億ドル(約1046億円)の契約を結んだ際、世間の反応は両極端だった。
年に置き換えれば100億円以上の収入。否定派の意見は「いくらなんでも高すぎる」がほとんどだった。近年、MLBは長期の大型契約を結ぶ傾向にあり、そのほとんどが契約の終盤には選手が衰えて活躍できなくなり、高額年俸および残された契約年数が球団の重荷になっていく傾向にある。
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肯定派の意見は、大谷がまだ29歳の若さであり、MLBに二刀流という新たな道を開拓したことを考えれば「高額年俸に値する」というものだった。
だだ、約1年にわたって繰り広げられてきた議論も、あっさり終焉を迎えることとなった。
右ひじリハビリのためDHでの出場に限られたが、「50(本塁打)-50(盗塁)」という誰も考えたこともない大記録を軽くオーバーしてみれば、いまさら議論の余地もなかった。それは目の肥えた記者のみでの投票で決まるMVPもDH専従で史上初の獲得者になり、2年連続通算3度めとなる満票での獲得も史上初の快挙だった。
ここまでの活躍を見せれば、前代未聞の大型契約も納得となる。
MLB公式サイトでも「ド軍はオオタニが何をもたらしてくれるかの予測をたくさん見たうえで金額を提示した。結果的に、彼らは間違っていた」と、「1046億円は安すぎた」と指摘している。実際、大谷グッズの売れ行きは記録的な伸びを見せ、チケット販売も同様だ。
また、球団にも多くの日本企業からのスポンサー契約が殺到。現在、契約は “待ち” の状態にあるという。これらすべてをあわせれば、MLBの「安い」との指摘は理解できるだろう。
海を渡ってこれだけの人気なら、日本ではそれ以上なことは当然と言える。大谷とスポンサード契約を結びたい企業は、ド軍と日本企業同様、“待ち” の状態にあるという。
大谷が契約する企業のCMは、すでに20社を超えているが、2月17日、新たな企業が仲間入りを果たした。日本の大手下着メーカー『ワコール』とグローバル契約を締結したのだ。『ワコール』といえば女性下着のイメージが強かっただけに、男性である大谷との契約には驚かされた。
「女性下着のイメージが強いのは確かです。ただ、イチローさんには現役時代から現在に至るまでCW-Xのスポーツタイツを使用していただいています。なので、契約やCM広告は女性に限ったことではないんです。
ただ、イチローさんでさえCMに出演したことはありません。それだけに、大谷さんが契約し、CMに登場するというのはワコールの歴史のなかでも前代未聞のことです」(ワコール関係者)
大谷の超ド級の活躍は、広告業界さえも変えてしまったのかもしれない。