スポーツ
つば九郎担当スタッフ、突然の訃報にファン悲嘆…再注目される1年前の「意味深ブログ」

東京ヤクルトスワローズの球団マスコット・つば九郎(写真・共同通信)
2月19日、プロ野球・東京ヤクルトスワローズは、球団マスコット「つば九郎」を長らく支えてきた球団担当者が死去したと発表した。球界屈指の人気者の訃報に、多くのファンから悲しみの声が集まっている。6日に体調不良による長期休養が発表されたばかりだった。
1994年にデビューし、30年以上にわたり、球団の垣根を超えて広く愛されてきた。ユーモアと毒舌が効いた「フリップ芸」や「空中くるりんぱ」が人気を呼び、選手や審判、他球団マスコットとのやり取りで観客を楽しませてきた。
【関連記事:つば九郎が「元チームメイト」ロッテ・吉井監督の秘密を交流戦で暴露「とびらをけってあなをあけました」】
野球ファンが悲嘆に暮れるなか注目されているのが、2024年3月5日につば九郎が公式ブログで残していた言葉だ。
この日、「あしあと」というタイトルで記事を公開していたつば九郎は、チームの春季キャンプのなか、グラウンドに自身の足跡がついた写真とともに《いつか、いつのひか、このあしあとのさきに、つばくろうがいなくなったら、そらをとんだとおもってくいださい》《まけるもんか!こころをひとつに!みんなえみふる。》とつづっていた。
毎日のようにブログを更新していたつば九郎だったが、2月3日を最後に、更新は途絶えていた。最後となってしまった記事では、「けんこうだいいち」「にほんいち」などと書かれた絵馬を公開し、《かなうかな?》とぽつり。Xでは、つば九郎が残していた言葉に涙する声が続出している。
《もしかしてずっと体調と闘いながら頑張ってくれていたんじゃないかと勝手に想像しては何度も読み返して泣いてしまった 今はまだ誤報であってくれと ただただ嘘であってくれと思ってる》
《つば九郎さんのブログの一文泣ける。あしあと。いつか飛び立ってもって・・。野球ファンには大事な存在だった。ご冥福をお祈りいたします》
《つば九郎、昨年 いなくなったらそらをとんだとおもってくださいとブログに書いていたんだね… つば九郎は空を飛んだんだね 空を自由に飛び回っていると思う事にするね》
長年、ヤクルトを支えてくれたつば九郎。今までありがとう。