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DeNA・バウアーの “失言癖” にファンの怒り収まらず「MLBに売り込み」冗談投稿が看過できない理由

3月3日に会見したバウアー。このときは沢村賞にも意欲を見せていたのだが(写真・共同通信)
YouTubeやSNS好きは知れ渡っていた。なにしろ、自身の横浜DeNA入団会見のときにはカメラを回し、YouTubeで流したほどだったからだ。2年ぶりに横浜DeNAに復帰したトレバー・バウアーのことだ。
そうした嗜好があるため、本人としてはほんの軽い気持ちの投稿だったのかもしれない。しかし、3月9日に投稿した内容が、横浜DeNAファンの大きな怒りを買ってしまった。
「じつは、ヤンキース所属で昨季ア・リーグ新人王を獲得したルイス・ギル投手が、MRI検査の結果、重度の筋膜損傷と判明し、少なくとも6週間は投球できないことが判明したんです。
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加えてMLB最強右腕と言われるゲリット・コール投手が、トミー・ジョン手術(TJ)のため、今季、全休が決まりました。大きな痛手で、現地のスポーツライターのダン・クラーク氏が、Xにヤ軍投手陣の惨状を投稿しました。
すると、いち早く反応したのがバウアー。《サイ・ヤング賞受賞の先発投手が$0で必要ですか?》と返信したのです。さすがにファンも怒りを隠しきれない様子です」(横浜DeNA担当記者)
バウアーといえば、2年ぶりにDeNAに復帰したばかり。すでに9日のオリックス戦で、オープン戦初登板を果たしている。3日の会見では、「サイ・ヤング賞、沢村賞のダブル受賞という史上初の偉業を成し遂げたい」とも意気込んでいたが……。
その6日後、初登板の当日に、まさかの「ヤンキースに売り込み」ともとれる投稿をしていたわけだ。
34歳のいい大人の冗談と信じたいとこだが、バウアーがSNSで問題発言をしたのは今回が初めてではない。
「2024年、日本で交通事故を起こして実刑判決を受けた知人男性が仮釈放されると、その男性のSNSに《おかえり》とコメントしたんです。これには横浜DeNAファンのみならず、野球に興味ない人間からも批判が殺到しました。
その後、バウアーが謝罪して炎上は収まりましたが、今回の軽々しい発言を見ると、『なにも学んでないのだろうか』と思わざるをえません」(同)
実際、当時の投稿を覚えていた人たちも多く、批判は加速度を増している。
《バウアーも素直でぶれんよな笑 去年の動向見てればそらそーよ》
《横浜どころか日本がなめられまくり! タダでやらせれば良かったのに、金が勿体ない》
《冗談だったとしてもつまらないですねw》
結局、なんだかんだ言っても、MLB復帰しか頭にないのだろうか。