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「貴乃花」テレビ激白の夜に「八角理事長」勝利の美酒
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2018.02.15 11:00 最終更新日:2018.02.15 11:00
「堰を切ったように」とは、まさにこのことである。2017年の日馬富士による暴行事件以来、貝のように口を閉ざしていた貴乃花親方(45)。
だが2月7日、テレビ朝日の特番に出演し、翌日にはフジテレビで思いの丈をぶちまけた。こうした攻めの姿勢には、貴乃花一門のなかでも賛否両論あるようだ。
「話さないことで混乱を招いたのは事実で、貴ノ岩が受けた暴力、本当の症状を含め、もっと早く話すべきだったという意見はあった。が、沈黙を続けるうちに、一門の親方たちは遅きに失したと考えるようになり、『もう話さないほうがいい』という意見が多数を占めていた。
一門のなかには、貴乃花親方がテレビ出演することを知らなかった親方もいて、呆然としていたという。求心力がなくなったことが、今回の落選に繫がっているが、ますますその傾向は強まっている」(相撲担当記者)
同門でさえ否定的な意見が多いなか、中立派の親方からも辛辣な意見が聞かれた。
「日馬富士の件は略式起訴となり、罰金も納めて終わった話。掘り起こして、また改革のヒーローを演じたいのだろう。協会の報告と違っているとか、いろいろな書面を公表しているが、初場所をメチャクチャにした本人が、いまさら何を言いたいのか? 理事の義務さえ果たしていなかったのに給料はしっかりもらっていたわけだから。まさに給料泥棒だね」(中立派の某親方)
今回のテレビ朝日への出演は協会の了承を得ておらず、“無断出演” だったことが判明。貴乃花親方のさらなる処分を求める声も上がっている。
「普通の会社ならクビだよ。こんなこと許してたら示しがつかない。舐められたもんだ」(反対派の某親方)
2月8日、協会に対応を聞くと、「今は調査の途中です。今後のことはまだ何も決まっていません」との回答だった。
ならばと、八角理事長(54)本人のコメントを取るべく部屋の前で待っていると、午後7時ごろ、キャップにジャージ姿で外出。おかみさんの運転で向かった先は、部屋近くにある居酒屋だった。
そこで関係者らしき人物たちと懇談。約2時間後、店を出てきた八角理事長に、貴乃花親方のテレビ無断出演について聞くと、「まあ、なんとも……」とひと言。その後のこちらの問いには、「協会を通してください」に終始。
大手を振って帰路につく八角理事長は、3月の理事長選前に「勝利の美酒」に酔いしれた。
(週刊FLASH 2018年2月27日号)