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「アメリカではだいぶ落ち着いた」松井秀喜氏「魚雷バット」への冷静指摘に賞賛「打っているのはジャッジだけ」辛口評も

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記事投稿日:2025.05.10 18:30 最終更新日:2025.05.10 18:30
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「アメリカではだいぶ落ち着いた」松井秀喜氏「魚雷バット」への冷静指摘に賞賛「打っているのはジャッジだけ」辛口評も

松井秀喜氏(写真・共同通信)

 

「2023年からの2年間、NPBは極度の投高打低の状況です。なにしろ3割打者が、2023年はセが3人、パが2人、2024年はセが2人、パはなんとたった1人しかいなかったわけですから。日本人の投手の力が上がったからとも言われていますが、10年前の2014年なんかはセが12人、パが7人も3割打者がいたほどです」(スポーツ紙デスク)

 

 全12球団にとって打力を上げることは喫緊の課題となっていることは間違いない。

 

 

「現在、打撃向上に役立つ可能性がある手段に関しては、各球団とも試行錯誤して一度は試している段階です。その一つが、“トルピード(魚雷)バット”の導入でしょうね。

 

 このバットは、先端が細く、芯から根本にかけて太くなっている特殊な形のもの。ボウリングのピンに似た形をしています。

 

 今季のMLB開幕当初、ヤンキースの多くの選手が使用して、ホームランを量産して注目されました。4月11日には日本でも解禁されています。試合で実際に使用する選手が増え始め、練習でも多くの選手が試しています」(同前)

 

 そんな中、ニューヨークから帰国中の巨人OBでヤ軍でも活躍した松井秀喜氏が5月7日、日本テレビ系の巨人対阪神戦の中継に特別解説のため出演し、“魚雷バット”についての見解を語った。

 

 阪神・大山が“魚雷バット”とともに打席に入ると、実況アナウンサーから話を振られた松井氏は、一瞬「う~ん」と考えるしぐさを見せた後、「アメリカではだいぶ落ち着いてきましたけどね」と語った。さらに「ヤンキースの選手たちがだいぶ使っていますよね。でも、結局なんだかんだいつもの成績に落ち着いてきてますよ」とヤ軍の先輩らしく、冷静に分析した。

 

 さらに、「(ヤ軍でいまも)打っているのは、(魚雷)バットを使っていないジャッジだけですよ」とまさかの“ダメ出し”までしたのだ。

 

 しかし、X上では松井の解説に賛同の声が多く上がっている。

 

《松井秀喜の見解に同意 結局打ってるのは魚雷バットを使っていないジャッジだけ》

 

《日本はアメリカから最新技術取り入れたと思い込んでいつまでも大騒ぎ ただの芯ずらしただけのバットで騒ぎ立てるのもうやめたら?》

 

《プラシーボ効果で打てたらいいねくらいなのかも。》

 

 投高打低を改善するのは、革新的なバットではなく打者の実力、ということだろうか――。

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