松井秀喜氏、長嶋茂雄さん弔問で緊急帰国…報道陣に語った「監督との約束」の中身とは

 

　読売巨人ジャイアンツのOBで、ニューヨーク・ヤンキースなどMLBでも活躍し、現在はヤンキースGM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏が6月4日早朝、米ニューヨークから帰国。その足で、前日に肺炎のため89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの自宅を弔問した。長嶋さんの次女・美奈さんの配慮で、長嶋さんと2人きりで対面。師弟としてともに過ごした濃密な時間を振り返ることができたという。

 

　その後、報道陣の前に姿を現した松井氏から思いがけない言葉が発せられた。

 

「長嶋監督と生前“約束”したこともありますので。ここではお話しすることはできませんが、その約束を果たしたいなと思います」

 

　松井が口にした長嶋さんとの約束とは何なのか……。

 

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「松井氏は普段、野球のプレー以外のことはあまり話さなかっただけに、記者たちからは『コメントは正論だけど、面白味がない』と言われてきました。そんな彼が“約束”という単語を口にしたということは、監督をやるということは決まりでしょう。ただ、それが巨人の監督か、あるいは長嶋氏が志半ばで断念した侍ジャパンの監督なのかは、現段階ではまだわかりません。ただ、恩師の死が弟子の背中を押したことは間違いないですね」（スポーツ紙デスク）

 

　実際、同日放送された『ひるおび』（TBS系）に出演した巨人OBで野球解説者の槙原寛己氏は「それですよ、それ」と多くの人が想像していることだと指摘し、「監督になるということでしょう」と嬉しそうに語った。同じく『ゴゴスマ～GOGO!Smile！～』（TBS系）に出演したデーブ大久保さんも「これ間違いなく松井秀喜さんは監督やります」と断言した。

 

　ただ、前出のスポーツ紙デスクは、「巨人の監督をやる場合は、多少の問題もある」と続ける。

 

「松井氏がもし巨人の監督をやるとならば、アメリカにいる家族と離れて単身赴任になるかもしれません。松井氏は、家族を公の場に出すのが好きじゃないと友人に漏らしていたそうです。日本のプロ野球は少なくとも2月から10月までで、ポストシーズンに進出すれば11月までと、最長で10カ月ほどになります。長丁場を家族と離れるのは抵抗があるでしょうね。

 

　その点、侍ジャパンの監督であれば拘束期間も短いですし、こちらの可能性のほうが高いかもしれません」（同前）

 

　巷では「松井が巨人に監督として帰ってきたら背番号は55。だからこそ秋広優人はソフトバンクに出された」「いやいや、近い将来大谷翔平を指揮するために、侍ジャパンの監督になるだろう」と、様々な噂が飛び交っている。

 

　しばらくは師弟の間で交わされた約束が、話題の中心となることは間違いない。