スポーツスポーツ

大谷翔平、47&48号で5連敗をストップ…地区1位のドジャースが「リーグ内勝率2位」を目指すわけとは?

スポーツ
記事投稿日:2025.09.08 20:38 最終更新日:2025.09.08 20:38
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
大谷翔平、47&48号で5連敗をストップ…地区1位のドジャースが「リーグ内勝率2位」を目指すわけとは?

2025年9月7日、47号と48号でドジャースの5連敗を止めた大谷翔平(写真・アフロ)

 

 大谷翔平の47、48号2連発で何とか連敗を5で止めたドジャース。だが、負けられない戦いは、まだまだ続く。ナ・リーグ西地区の2位パドレスも決して調子がいいとは言えないが、現地時間9月7日(日本時間8日)現在、ド軍とパ軍の差はわずか1ゲームしかないからだ。

 

 ただし、パ軍とはあくまでも地区優勝を争う上でのライバル。21世紀初となるワールドシリーズ(WS)連覇を目指すド軍としては、パ軍だけを気にしてはいられない。ポストシーズン(PS)では、ア・リーグ、ナ・リーグの東・中・西の各地区の優勝チームのうちリーグ内の勝率1位と勝率2位はシードとなる。しかし、勝率3位の地区優勝チームは、ワイルドカードシリーズ(地区優勝3チームを除き、勝率がリーグ上位3チームと対戦、2勝で勝ち抜け)から戦い始めなければならない。最大で3戦とはいえ、後々の負担となることは間違いない。

 

 

 9月7日(同8日)現在、ナ・リーグでは、東地区1位のフィリーズが83勝60敗で勝率.580。中地区1位のブルワーズに至っては89勝55敗と勝率は30球団トップの.618だ。

 

 西地区のド軍は、79勝64敗で.552と地区では首位ながらリーグでは3番めの成績となる。PSでシードを得るためにはフ軍が当面の敵となるが、4ゲームも差をつけられている。

 

「もしドジャースが西地区で優勝できたとしても、このままだと第3シードとなり、“第6シード”のチームとワイルドカードシリーズに突入します。そこでの対戦相手は現時点の順位ならメッツとなります。

 

 怖いのはド軍と同じ地区のジャイアンツが、優勝チームを除いた勝率3位に滑り込んだ場合です。今季も大型補強をしたものの投打が噛み合わず成績が振るわない状況でしたが、先月24日から今月8日までの14試合で11勝3敗と猛烈な追い上げを見せているんです。ワイルドカード争いではまだ4位ですが、メッツと4ゲーム差まで縮まっています。もともと投手力には定評があったチームなので、短期決戦に向いているチームカラーです。そこに勢いという一番厄介な長所が組み込まれるとしたら、ド軍にとっても嫌な相手になってきますね」(現地記者)

 

 昨季、ド軍は地区優勝かつ勝率が1位だったため、ワイルドカード争いに巻き込まれず勢いを落とすことなく、2020年以来4年ぶり8度めの世界一となった。そのため、今年も西地区を制するだけでなく、勝率で2位以内を目指したいド軍。ただし、懸念されるのがデーブ・ロバーツ監督の采配だ。

 

「これまで、チャンスの場面で動かない采配が批判されています。逆に投手起用では動きすぎて敗戦と、ドツボにはまった面が目立つ印象です。残り20試合を切った今、冷静な采配を振れるか注目が集まっています」(同前)

 

 要注意チームに挙げたジャイアンツ戦は、また7試合も残っている。シーズン終盤も目が離せない。

続きを見る
12

今、あなたにおすすめの記事

スポーツ一覧をもっと見る