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【東京2025世界陸上】織田裕二を絶叫させるのは誰だ!…「この選手がすごい!」日本女子は久保凛と青木アリエに注目

21歳の青木アリエ(混合4×400mリレー/写真・望月仁)
9月13日から国立競技場で開幕する東京2025世界陸上。東京五輪に続き、世界のトップ選手たちが国立のピッチで躍動する。スポーツジャーナリストの折山淑美氏は、見どころが満載だと解説する。
「東京五輪は無観客でしたから、海外の選手は国立の満員の観客の前で競技することを楽しみにしています。国立は風などの影響がなく、実力がそのまま出ますからね」
好記録が期待できる今大会。 “人類最強” の麗しき美女アスリートを紹介していこう。まずは、走り高跳びのヤロスラワ・マフチクから。
「2023年の世界陸上、パリ五輪でも金メダルを獲得しています。跳躍系は当日の調子が成績に影響してきますが、彼女には安定した実力があります。東京とパリ五輪の2大会連続で、400mハードルと4×400mリレーでの金メダルを獲得したシドニー・マクローフリンと、世界陸上で同2種目で金メダルを獲得しているフェムケ・ボルのライバル対決も楽しみです」(折山氏)
100mなどのシャカリ・リチャードソンはロングネイルがトレードマーク。世界陸上では金メダル、パリ五輪では銀メダルを獲得している。
今大会No.1の美貌と話題なのが、100mハードルのナディネ・フィサーだ。
「東京五輪は5位。もともと七種競技の選手で、世界選手権の入賞歴もある万能選手です」(同前)
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そのほかにも、楽しみな海外選手は多い。
「パリ五輪で金メダルの800mのキーリー・ホジキンソン(23・イギリス)、走り幅跳びで全米選手権を3連覇中で、パリ五輪金メダリストのタラ・デイビス=ウッドホール(26・アメリカ)の2人は、世界選手権での優勝がないので初の金メダルに期待がかかります。
一方の男子は、棒高跳びのアーマンド・デュプランティス(25・スウェーデン)は五輪2回、世界選手権2回優勝しているスーパースター。2020年に6m17cmの世界記録を出してからずっと記録を更新し続けています。400mハードルのカルステン・ワーホルム(29・ノルウェー)は、東京五輪で45秒94の世界新記録を樹立しました」(同前)
日本勢も負けてはいない。マラソンに替わる新たな “お家芸” といわれるのが、男子の競歩だ。
「2015年の世界陸上から金3、銀3、銅3と、毎回メダルを獲得しています。今回も男子35kmの川野将虎、20kmの山西利和はともに優勝候補筆頭。35kmは開催初日の競技なので、川野が金を獲って日本チームとしても波に乗っていきたい」(スポーツ紙記者)
110mハードルの村竹ラシッドにも注目だ。
「今夏の大会で出した12秒92の日本記録は今季世界2位の記録で、一躍金メダル候補となりました。村竹のライバルである前日本記録保持者の泉谷駿介(25)も今季好調なので、メダル候補の一人です。東京、パリと五輪で連続して入賞を果たした3000m障害の三浦龍司にもチャンスはあるとみています」(同前)
折山氏も期待できると話す。
「三浦は7月のモナコの大会で日本記録を出しました。このレースで一時50mほど離されながら、最後1周で追い上げての2位とレース運びがうまい。ラストのキレに自信を持ち冷静に走れているので、メダルに絡んでもおかしくないと思います」
■日本女子の注目選手は?
最後に、日本女子の注目選手をご紹介。日本記録を出している800mの久保凛、日本国籍を取得した混合4×400mリレーの青木アリエの初出場組に期待がかかる。
「久保は2周めのラップが落ちずに、平均ペースで走れるところが強み。身体能力も高いので、自信を持って走れていると思います。ただ世界相手にはまだ厳しく、準決勝までいければ大健闘でしょう。
青木はスライド走法で、後半にバテないパワフルな走りが強み。混合リレーに出場するので、51秒前後のラップタイムを出して自信をつけてほしいですね」(同前)
三段跳びの高島真織子、39年ぶりに室内の日本最高記録を更新した走り高跳びの高橋渚も要マーク。
「高島は去年の4月に怪我をして、リハビリ中に上体の筋肉をつけてフォームを変えてから、記録が伸びるようになりました。高橋は2月に1m92cmを跳んで一気に注目度が高まった。2人とも決勝進出を目指してほしいですね。そして、やり投げの北口榛花。ケガをしてから調子が上がっていませんが調整次第。勝てる力は持っています」(同前)
日本勢の活躍に、織田裕二の名台詞「キター!!」が国立で何回轟くか。