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ドジャース、18回裏サヨナラ弾で第3戦 “劇的” 勝利も…“ジョーク” 炎上のロバーツ監督に集まる懸念

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記事投稿日:2025.10.29 13:25 最終更新日:2025.10.29 13:36
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
ドジャース、18回裏サヨナラ弾で第3戦 “劇的” 勝利も…“ジョーク” 炎上のロバーツ監督に集まる懸念

WS第3戦を勝利したドジャース・大谷翔平(写真・アフロ)

 

 10月27日(日本時間28日)、現地で午後5時過ぎに始まったドジャース対ブルージェイズのワールドシリーズ(WS)第3戦は、延長に延長を重ね、試合時間は6時間半を超えていた。

 

 声を枯らして声援を送るドジャースファンに交じって、あくびを嚙み殺す少年たちが目立つなか、試合を決めたのはド軍のフレディ・フリーマン一塁手の一発だった。2試合ぶんにあたる18回裏の先頭打者で放った一撃は、センターバックスクリーンを越えたサヨナラ弾。これで通算成績はド軍の2勝1敗となった。

 

 この試合、フリーマンのサヨナラ弾もさることながら、大谷翔平はまたも異次元の活躍を見せた。4打席連続4長打、うち2本塁打、3打点。失点が許されなくなった延長戦に突入すると、WS史上初の4打席連続申告敬遠。やっと勝負と思われた第9打席もストレートの四球となった。

 

 ド軍にとっては主力の活躍もあり、いい感じで第4戦につなぐことができた。しかも、翌日の先発は絶好調の大谷だが、懸念点もある。

 

「心配な点は相変わらずです。それはデーブ・ロバーツ監督の存在です。首を傾げるような采配は第1戦からでした。ド軍はブレイク・スネルが先発したのですが、6回途中に満塁のピンチで交代。ポストシーズンの投球から見て、まだ2-2だったので『続投でよかった』という意見が大半を占めていました。替えるのが早すぎたんです」(現地記者)

 

 実際、『ワースポ×MLB』(NHK BS)のなかでも、解説者の斎藤隆氏がスネルを替えたことに関し、「第1戦をまかせたエースなんだから。どこに標準を合わせたのかわからない」と交代に疑問を投げかけた。

 

 また、前出の記者は「WSという “短期決戦” の戦い方を本当に理解しているのか」と首を傾げた。

 

「競った展開で、回が押し迫ったなかでも送りバントのサインはめったに出しません。そのバッターが当たっていなくてもです。それは延長18回までもつれ込んだ第3戦の試合でも同様でした。こういう試合こそランナーを進めることは、野球をちょっとかじった人でもわかるはずなんですがね。

 

 また投手交代も相変わらずでした。同試合の7回表、右打者が続くからといって、好投していたジャスティン・ロブレスキーを2死走者なしからブレーク・トライネンを投入。最近は出れば打たれる彼を出したことで球場内も逆に静まり返ったんですが、案の定、3連打を浴びて1点を勝ち越されています。短期決戦での投手起用は、打たれている投手を連続で使わない、というのが鉄則なんですが……」(同)

 

 試合での采配に懸念があるロバーツ監督だが、試合以外での行動も波紋を呼んでいる。それは、WS第3戦に向けた10月26日(同27日)、前日会見でのことだった。

 

「ロバーツ監督は『あんまり詳しく言いたくはないが、(球場に)到着したのは30分前くらい。ちょっと(トロント空港で)遅延があって。“意図的” なのかどうかは知らないけど、国際線関係は本当に大変だ。でもまあ、無事についた。間に合った』と語ったんです。ちょっとした “ジョーク” のつもりだったのでしょうが、ブルージェイズファンの怒りに火をつける結果となりました。その結果、『意図的なんて言うべきではなかった。カナダは大好きです』と謝罪に追い込まれることとなりました」(同)

 

 選手は地に足をつけて戦っているが、指揮官だけが浮ついた状態のよう。1勝リードしたとはいえ、ド軍ファンにとっては落ち着けない戦いが続いている。

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