
2025年9月、スーパーバンタム級へ転級すると発表した中谷潤人
“ビッグバン”は、早くも臨戦態勢に入っているようだ。
プロボクシング前WBC・IBF世界バンタム級王者を返上し、スーパーバンタム級に階級を上げた中谷潤人が10月27日、自身のXの投稿。ひと回り大きくなったバキバキの体をアップし、「122」と書き込んだ。この数字は、スーパーバンタム級の55.34kg=122ポンドのこと。バンタム級の53.52kg=118ポンドからわずか1.82kgしか増量していないが、筋肉量は格段に増えたように見える。
ボディがスーパーバンタム級仕様なら、地位も同級4団体王者・井上尚弥に挑戦するにふさわしいところまで上がってきている。
10月21日、世界ボクシング評議会(WBC)は、最新ランキングで中谷がスーパーバンタム級1位にランクインしたと発表した。すでにWBA、WBOでも同級1位、IBFでも最上位の3位(1、2位は空位)にランクインされていて、実質、主要4団体すべてでトップコンテンダーとなったことになる。
「井上、中谷の両者の次戦は12月27日、サウジアラビアでおこなわれる『ナイト・オブ・ザ・サムライ』と決まっています。メインの井上はWBC同級1位のアラン・ピカソとの防衛戦となり、セミファイナルで登場の中谷はスーパーバンタム級の初陣となる一戦をセバスチャン・エルナンデス相手におこないます。なので、試合までの日数は両者とも同じですが、中谷は『ずいぶんと早く仕上げてきたな』というのが第一印象です。上半身のたくましさには驚かされましたが、下半身、とくに太ももがずいぶん太くなった印象です。中谷にとっては初の階級での試合なので、いつもより早く戦える体にしたかったのでしょう」(ボクシングライター)
Xでも、中谷のスケールアップした肉体は話題となっている。
《中谷潤人が恐ろしい。すごいことになりそな予感がする。想像を遥かに超えてくるぞ》
《凄い身体の仕上がりだ。怖い。尚弥は、この人に勝たなければならない。もちろん日本人として中谷潤人を応援は、しているけど、やっぱり尚弥をずっと見て応援して来たから。》
井上と中谷は、ともに12月27日の試合をクリアすれば、2026年5月に東京ドームでの激突が予想されている。
「中谷はスピードとテクニックは申し分ないのですが、井上に対しやや劣るといわれていたのがパワーなんです。でもこの肉体を見る限り、その心配も払しょくされるのではないでしょうか」(前出・ボクシングライター)
中谷が、パワーという“ラストピース”を手に入れたいま、ますます2026年の東京ドーム決戦が楽しみになってきた。
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