
「ジャイアンツ・ファンフェスタ」であいさつする阿部慎之助監督(写真:スポーツ報知/アフロ)
『ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会』がおこなわれた11月21日の夜11時、日本テレビの『news zero』では「巨人軍監督日記 第2章」が放送されていた。
これは、第18代巨人監督だった高橋由伸と、第20代にして現・巨人監督である阿部慎之助が語り合うものだが、最終回のテーマは「2026年のクリーンアップと先発ローテーションを誰に任せるのか」というものだった。2026年の巨人は、「変革の年」との位置づけにあるという。
「2024年オフに菅野智之投手がメジャー移籍し、そして2025年オフには岡本和真内野手が巨人から抜けることとなります。2年連続で投打の柱が抜けるため、チームは変革を余儀なくされます。
そのなかで、阿部監督は来季のクリーンアップとローテーションを問われたのですが、少々残念な回答になりました……」(巨人担当記者)
真剣な表情でフリップにオーダーを書き始めた阿部監督。すると、そこには意外な文字が羅列されていた。
【クリーンアップ】
3番 日本人
4番 外国人
5番 外国人
【先発ローテーション】
1 山崎(伊織)
2 外国人
3 外国人
「具体的な名前はローテーションの山崎だけで、あと5つのポジションは外国人が4で日本人が1。現時点では、主力のほとんどを新戦力で埋める模様です。
そして、岡本和真の抜ける4番打者の候補については、ハッキリと『いません!』と答えたのが印象的でした。
阿部監督は来季が3年契約の3年めで、最低でもリーグ優勝を果たさなければ契約更新は難しいと言われています。となれば、若い選手の成長や台頭を待つ時間はあるわけもなく、投打の主要ポジションは他チームからの補強、それも助っ人外国人しかないのが現状です。
中日・柳裕也はFAの権利を取得しながら行使せずに残留。MLB帰りの前田健太も楽天入りが濃厚と言われています。ともに巨人入りが最有力と言われていながら獲れなかったことを考えると、誰もが『巨人に行きたい』と言っていた時代は終わったのかもしれません。
だからこそ、補強と言っても外国人選手に頼らざるを得ないのです」(前出記者)
一方、スタッフ陣に目を向けると、打撃コーチに就任するのは楽天や巨人でプレーしたゼラス・ウィーラー氏。また、秋季キャンプの指導で好評を得た元巨人のイ・スンヨプ氏に阿部監督は、「(臨時ではなく)1年間一緒にやってほしい」とオファーを出したほど。
こうしたスタッフおよび選手に“国際化”が見えるなか、どうやらファンは危機感を募らせているようだ。Xでもそうしたコメントが多く寄せられている。
《巨人阿部監督の来季構想は投打ともに外国人頼りに 投手陣は山崎以外名前が出ないほど信用されて無い》
《内野・岡本の穴埋めは外国人頼り濃厚 オースティン獲り本当にありそう…》
《さすがに外国人投手頼りのローテはキツい》
今年も多くの日本人選手が海を渡るなか、彼らを補うのは新外国人選手という、これまでになかった現象が見られるかもしれない。
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