
2026年1月19日、バルセロナ戦で左ハムストリングを負傷した久保建英(写真・ムツ・カワモリ/アフロ)
2026年6月開幕の北中米W杯で「優勝を目指す」と公言している“サムライブルー”ことサッカー日本代表だが、怪我人が続出し“野戦病院”と化している──。
始まりは2025年8月のDF町田浩樹だった。代表でレギュラーを掴み、ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからドイツのホッフェンハイムにステップアップして迎えた開幕戦。相手選手と接触して左膝の前十字靱帯(じんたい)断裂。W杯の本大会出場は極めて難しい状況になっている。
その後も主力に怪我人が続出。ドイツと並んでGK大国であるイタリアでもトップの評価を受け始めていた鈴木彩艶(パルマ)が、左手の中指と舟状骨を骨折して手術を受け、全治は3~4カ月と診断された。1カ月後にはMF鎌田大地(クリスタルパレス)が右太もも裏の怪我で8~10週間離脱すると所属クラブが発表した。
さらに悪夢は続く。森保一氏が日本代表監督になって以降、69試合で25得点と最多得点者であるMF南野拓実(モナコ)が前十字靱帯断裂の重傷。町田同様、本大会出場は絶望的といった報道まである。
「ほかにも代表キャプテンであるMF遠藤航(リバプール)が右足首、代表の最大のストロングポイントであるMF三笘薫(ブライトン)は左足首の怪我に悩まされ、中期の離脱となりました。さらにDF伊藤洋輝(バイエルン)、DF高井幸大(ボルシアMG)、MF守田英正(スポルティング)、MF伊東純也(ゲンク)らも怪我のリハビリが続いていました。下馬評では、歴代最強と言われる森保ジャパンですが、怪我人続出に頭を悩ませているでしょうね」(サッカーライター)
そんな矢先、森保監督を震撼させる出来事が……。1月18日(日本時間19日)、久保建英(レアル・ソシエダ)が古巣バルセロナとの試合に出場。試合開始からキレのある動きを見せていたが、後半24分にスルーパスに抜け出そうとした瞬間、左太ももを抑えながらピッチに倒れ込んだ。自力で立ち上がることができず、担架に乗せられて退場したことから、決して症状は軽くないことは想像できた。
「翌日のレアル・ソシエダの公式発表によると、左足ハムストリングの筋損傷が確認されたということでした。全治までの期間は非公開ですが、地元の報道によれば3週間程度ということです。もちろんW杯には十分間に合いますが、肉離れで怖いのは完治の見極めが難しいこと。そこを見誤ると肉離れが癖になることがあります。そこを気を付けてほしいですね」(同前)
これだけ怪我人が出ると、本大会が心配になってくるが、「すべてが悪く作用しているわけではない」と専門紙記者は語る。
「たとえば南野の怪我があったからというわけではありませんが、同じポジションである鈴木唯人(フライブルク)が独・ブンデスリーガで目覚ましい活躍を見せています。UEFAヨーロッパリーグ(欧州リーグ)でも中心として若いチームを引っ張り、5勝2分で3位浮上の原動力となっています。
また、現在サウジアラビアで開催されているU-23アジアカップでは19歳のMF佐藤龍之介が違いを見せつけ、24日の決勝進出に大きく貢献しました。彼らのプレーには、『俺はW杯に行く』という強いメッセージのようなものを感じます。いまのプレーを見ていると、本大会に彼らが選ばれても、何ら不思議ではありません」
右膝の怪我で実戦から1年以上遠ざかっているDF冨安健洋がアヤックスへの加入が決まったことを皮切りに、徐々に怪我人が戻ってきた。GK鈴木も復帰間近の報道もある。
まさに“怪我の功名”としたいところだが、はたして──。
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