侍ジャパンの井端弘和監督(写真・桑原 靖)
WBC連覇を目指す日本代表の “ラスト・サムライ” は、ボストン・レッドソックス所属の吉田正尚外野手に決まった。
吉田と言えば、前回大会での勝負強さが忘れられない。出場7試合で打率.409、2本塁打、大会記録を更新する13打点をマークした。大会MVPこそ大谷翔平に譲ったが、受賞してもなんら不思議ではない成績だった。
とくに準決勝メキシコ戦では起死回生の同点3ランを放ち、彼の勝負さがなければ優勝はなかったと言っても過言ではないだろう。
「前回大会の登録は投手15人、野手15人でした。今回も同様の可能性が高かったんですが、ロサンゼルス・ドジャースのロバーツ監督が『(WBCで)大谷は投げない』と発言したことから、最後の一人は投手が指名されるのでは、といった噂もありました。
でも、井端弘和監督も、最後は吉田の勝負強さに賭けたのでしょう。もちろん吉田の実力に疑いはありませんが、投手を選ぶべきだったという声も多いですね」(スポーツ紙デスク)
そもそも、吉田には “リスク” があるという。
「吉田は2024年秋に右肩の手術をしたため、昨季は開幕から長期離脱となりました。結局、出場試合数は55試合のみで、守備もレフト5試合、ライト1試合に就いただけ。あとは主にDHと代打でした。要するに、守備には大きな不安があるし、DHは大谷翔平を動かせない。となればどこを守るのか。
外野手登録は5人ですが、センターが本職は周東佑京ただ一人。ライトは守備の中心ですから、鈴木誠也になるでしょう。となると、レフトを近藤健介と吉田が争います。打力優先となれば内野手登録の岡本和真や佐藤輝明もレフトを守らせることがある。レフトは余剰戦力になってしまっているのです」(同)
別のスポーツジャーナリストは「投手の選出も疑問が残る」と分析する。
「このメンバーで誰がクローザーを務めるのか謎ですよね。MLBでの経験から松井裕樹を推す声はありますが、昨季のパドレスでの役割は敗戦処理を含め、勝っているときも負けているときも投げる “便利屋” 扱いでしたから不安が残ります。
平良海馬は昨季31セーブをあげていますが、今季から先発に再転向の予定ですので、WBCでの役割はロングリリーフになるでしょう。
では、大勢はどうか。2022年から3年連続で巨人のクローザーを任されていましたが、昨季はライデル・マルティネスの加入でセットアッパーに転向したわけです。セットアッパーとクローザーは役割がまったく違う。ハッキリ言って、いまの侍ジャパンにはクローザーがいないんです。
しかも、セパのセーブ王である中日・松山晋也とソフトバンクの杉山一樹が残っていたにもかかわらず選ばれていない。摩訶不思議な選出としか言いようがありません」
実際、ネット上でも多数の怒りの声が、井端監督に対して向けられている。
《てか投手少なすぎるんよなほんまにセンスなさすぎてやばい井端》
《無能過ぎる。いい加減にしろ井端弘和》
「もちろん、勝利できればいいのですが、前回大会の記憶も強く残るなかで、不甲斐ない結果を出した場合、猛烈なバッシングが待っているでしょう。ただでさえ、現時点で井端監督には懐疑的な目が向けられているわけですから」(前出・スポーツ紙デスク)
“人選ミス” で勝利を逃すのは勘弁してほしいところだが……。
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