
阪神・佐藤輝明内野手(写真・共同通信)
球春を告げるキャンプイン前日の1月31日、阪神・佐藤輝明内野手が、30日に契約更改したことを明かした。
2025年シーズン、阪神はセ・リーグで独走優勝を果たしたこともあり、オフの契約更改はまさに大盤振る舞いだった。
近本光司外野手の5億円を筆頭に、3億円超えが3人、2億円超えに至っては9人まで増えた。佐藤は昨季、本塁打と打点にMVPまで獲得。年俸が1億5000万円だったことを考えれば、2億円プレーヤーは10人になることは確実と見られていた(金額はすべて推定)。
ところが佐藤の年俸は、大方の予想を遥かにしのぐ、3億円アップの4億5000万円。出来高を含めれば5億円になるという。これで阪神の2億円以上プレーヤーは、合計10人。2017年の巨人を抜いてNPB史上最多となった。
「佐藤といえば、以前からポスティングによるメジャー移籍を希望してきました。今回の3億円アップは、少しでも日本にとどめるための策ではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
だが、阪神担当記者は、“別の存在”に理由があるという。
「阪神の親会社、阪急阪神ホールディングス株式会社ですよ。球団とは関係ない会社もたくさん抱えた会社です。いろんな部署の、いろんな人がいて、いろんなことを言ってくる。そこが厄介なんです。
年俸を5億円払えば『なんでそんなに払うんだ』と言う人がいれば、MLBに行ってしまったら『なんで許すんだ』となる。口うるさく、どんな問題にも顔を出したがるOBもいます。そういう人たちにも分かってもらう意味でも、今回の大幅増になったわけです。苦肉の策であり、落としどころを見つける意味でも、年俸のジャンプアップというのは、正当な理由ですね。上げ切ったので、それでもメジャーに挑戦するなら認めるしかない、というわけです」
ただ、阪神の苦しい立場は当分、続くと見る向きは多い。
「佐藤以外にも、ポスティングでMLBを目指す選手はまだまだいるんです。才木浩人投手、石井大智投手と、先発、中継ぎのエース格が『いずれ行きたい』と公言していますからね。もし、佐藤が今オフにポスティングでのMLB挑戦を認めてもらったら、彼らも黙ってはいないでしょう。この数年で主力がごそっと抜けることも覚悟しておく必要があるでしょう」(スポーツ紙デスク)
強くなることも、いいことばかりではないようだ。
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