
WBCの独占配信をした動画配信サービス「Netflix」(公式HPより)
2026年3月14日(日本時間15日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2度めの連覇を目指した日本代表(侍ジャパン)は、準々決勝でベネズエラに5-8で敗戦。大会連覇どころか、6大会連続のベスト4進出さえ逃してしまった。
一方で、WBCは今大会から新たな時代を迎えることとなった。これまでは地上波で見ることができ、老若男女にとって身近な大会と言えた。ところが、今大会からは動画配信サービス「Netflix」による独占配信ということで、地上波での放送はなく、大きな不安が渦巻いていたからだ。
「今回からNetflixを契約しないと見られないわけです。大会前には、その契約手続きが面倒だという意見や、そもそも『スポーツを見るためにお金を払わなければいけないのか』といった不満の声が多くあがっていたのです。
そうした意見は、ファンのみならず、球界OBからも多く出ており、とくにこれまでの野球人気を支えてきた年配ファンの “視聴離れ” が心配されていました。
また、Netflixの規約上、スポーツバーなどでのパブリックビューイングが禁止されていたため、『以前より盛り上がりに欠けるのでは』という懸念の声もありました」(スポーツ紙記者)
そうした声は、大会が開催されてもしばらく続いたが、徐々にファンの声に変化が見え始めた。それは、代表戦は「国の威信を賭けた戦争」と言われるだけに、各国の真剣なプレーが新たなファンの獲得に貢献していったのだ。
「前回大会までは、日本戦以外の試合は見られなかったんです。今回でいえば、東京ドームでおこなわれていた台湾対韓国戦などです。
この一戦は延長タイブレークに突入するほど、まさに手に汗握る戦い。台湾が激戦を制したとき、選手たちは号泣。あまりにも素晴らしい真剣勝負に、もらい泣きした視聴者も多く出たといいます。
また、アメリカ対イタリアの一戦もそうです。まさか “史上最強” のアメリカが負けるはずないと思っていたファンも、試合途中からイタリアの戦いぶりに引き込まれ、そしてついに世紀の大番狂わせを目撃したわけです。
残念ながら、日本は準々決勝で敗れ、思いもしなかった早期敗退となってしまいました。これが地上波だけの放送なら、日本のファンにとってWBCはそこで終わってしまったわけです。
でも、今回は、それこそ事実上の “最強対決” であるアメリカ対ドミニカも見ることができる。もう一つの準決勝では、躍進著しいイタリアと日本を破ったベネズエラが戦う。
日本は負けましたが、『WBCの本番はこれから』と楽しみが待っています。あれほど大会前は批判だらけの独占配信でしたが、『いまやNetflixでよかった』という声もかなり出ています」(同)
Xでも
《ネットフリックスから離れられない》
《もし今回のNetflix独占による全試合中継がなければ 昨日の「韓国vsオーストラリア」や「台湾vs韓国」の 凄まじい熱量を肌で感じることはできなかった。》
《ネットフリックスで良かったなぁ!って思う1番のこと…これから先もフルで観れること!野球ファンとしてここが1番大事よ!》
と支持する声が日に日に多くなっている。
海外では当たり前だが、今回のWBCを境に、日本でも「スポーツはお金を払って見る時代」へと進んでいくのだろう。
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