
佐野海舟(写真:picture alliance/アフロ)
北中米W杯に向け、日本代表(サムライブルー)にとって大事な試金石となるイングランド戦が、3月31日(日本時間4月1日)、“サッカーの聖地” 英・ウェンブリー・スタジアムでおこなわれる。
6月11日の開幕まであと73日となったいま、世界ランク4位のイングランドとの対戦はサムライブルーの現在地を測るうえでも大事な一戦となる。
と同時に、本大会メンバー入りに向け、選手にとっては大事なアピールの場にもなってくる。
とりわけ今回の英国遠征では、これまでボランチで不動のコンビを組んでいた遠藤航(リバプール・負傷中)と守田英正(スポルティング・負傷明け)が不在。ほかのボランチを本職とするプレーヤーにとっては、レギュラー獲得への足がかりにもなる。
そんななか、佐野海舟(マインツ)の評判がここにきて急上昇中である。
「所属のマインツでポジションを奪っただけでなく、攻守の要として完全にリーダーとなっています。とにかく競り合いに強く、大柄な相手にも当たり負けせず、いとも簡単にボールを奪ってしまう。
そのプレースタイルから “デュエルマスター” と呼ばれるほどです。絶対王者であるバイエルン・ミュンヘンの面々も、佐野のプレースタイルには警戒心を抱いています。
また、中盤の守備だけでなく、ボールを奪うと、そのままスムーズに攻撃に参加できるところも強みです。攻守両面で貢献できるなど、現代サッカーにおけるボランチに必要とされる要素をすべて備えています。当然、評価は上がり、ビッグクラブも注目するような存在になってきました」(サッカーライター)
佐野はJリーグの鹿島で頭角を現し、2024年夏にマインツに移籍。その際の移籍金は、わずか250万ユーロ(当時のレートで約4億円)だった。
移籍時は決して評価が高い選手ではなかったが、練習で地道にアピール。そして、初試合で好プレーを見せてレギュラーを獲得すると、以後、その座を譲ることはなかった。
「佐野は、攻守両面で貢献度が高いのはもちろんですが、あれだけ攻守にわたって激しいプレーをするにもかかわらず、とにかくケガをしないところも高く評価されています。当然、プレータイムは長くなりますから、監督にとっても有りがたい選手と言えるでしょう。
4億円で始まった市場価値は、翌年に11億円と倍増。その後も価値は上がり続け、海外移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、現在の市場価値は2500万ユーロ(約45億円)。これは三笘薫(ブライトン)と並んで日本のトップです。わずか3年あまりで、市場価値は10倍以上になったことになります」(前出ライター)
もっともマインツとしては45億円で売りに出すつもりはないようだ。
「マインツは、独ブンデスリーガのなかで歴史も実績もこれからのクラブですから、資金力も潤沢というわけではありません。佐野を売るとしても市場価値どおりに売るつもりはまったくなく、60~80億円を希望しているといいます。
タイミング的にもすぐに北中米W杯がありますので、そこで活躍すれば、移籍金もクラブの希望どおり、さらに高騰する可能性は十分にあります」(サッカー専門紙記者)
北中米W杯での活躍は、イコール佐野にとってビッグクラブへの足がかり、マインツにとっては高額な移籍金の獲得と、いいことづくめとなる。
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