
阿部慎之助前監督
「球団の対応の早さには驚きました」(スポーツ紙巨人担当記者)
5月25日午後7時すぎ、読売巨人軍の阿部慎之助前監督は、自宅で18歳の長女に暴行を加えたとして現行犯逮捕された。
この時点では、容疑についての詳しい状況は報道されていなかったが、巨人の国松徹代表取締役社長は、以下のようなコメントをいち早く発表した。
「暴力は許されないことで極めて深刻に受け止めています。交流戦前夜に重大な不祥事を起こし、すべてのプロ野球関係者とファンの皆さまに謝罪します。阿部慎之助監督については進退を含め処分を検討します。明日以降は橋上秀樹オフェンスチーフコーチに監督代行を務めてもらいます」
その後、26日午前0時20分に阿部前監督は釈放されるが、それよりもはるかに早い時点でのコメント発表はきわめて異例のことだった。しかも、同日の午前中には辞任発表に至っているのだ。
「事件についての初動を誤ると、大変なことになると巨人は十分に理解しているのだと思います。だからこそ、素早く対処していったのでしょう。
逮捕から釈放、そして辞任まで、時間的に言えば24時間も経過していませんからね。このように素早く行動した結果、『巨人は何をやっているんだ!』といった怒りの声がほとんど聞かれていません。
『このスピード感はすごい』といった意見が、現場の記者からは多く聞かれています」(巨人担当記者)
27日の午前中には阿部前監督の復帰を求めるオンライン署名活動が始まり、すでに4万人を超える署名が集まっている。そんなファンの後押しがあれば、阿部前監督は復帰できるのだろうか?
「野球界に多大な貢献をしてきた人物ですが、球界への復帰は無理と言わざるをえません。野球のみならず、スポーツ界は暴力に対して大変厳しい姿勢を見せています。全世界的な傾向ですね。
元横浜DeNAのトレバー・バウアー投手は、『給料は0でいいから』とMLB復帰を必死にアピールしていますが、それでも声はかからない。すべては女性へのDV疑惑があるからです。サイ・ヤング賞を受賞した投手でさえそうなのです。
阿部前監督の場合は、家族相手とはいえ、逮捕までいってしまった。監督どころか、評論家としての復帰もまず無理でしょうね」(スポーツ紙デスク)
ある巨人OBが語る。
「阿部家は2女1男なんですが、子育てに関しては苦戦することもあったようです。プロ野球選手の宿命というか、遠征などで家を空けることが多いわけです。そのため、子供たちはなついてくれない、それでも自分の性格から、しつけが厳しくなってしまうと言っていましたから。もちろん、手を出すなんてことはあってはならないですが……」
厳しさが仇となってしまったのか。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







