
オランダ戦でゲームキャプテンを務めた堂安律(写真・JMPA)
4年の月日は、“やんちゃ坊主”を責任感あふれる大人へと変貌させるのに、十分な時間だったようだ――。
現在、おこなわれている北中米W杯。決勝トーナメント進出を決めたスウェーデン戦を前に、メンバー構成について問われた堂安律は、「どのメンバーを選ぼうと、それが監督の思う、勝つためのベストメンバー」と強調した。まさにチームを第一に考える“大人の回答”だった。
かつては「自分が、自分が」といったプレースタイルや言動が目立った堂安。ベンチからのスタートとなると、露骨に不満の表情を浮かべることもあった。
そんなとき、森保一監督は荒療治に出た。代表から外したのだ。
「森保監督は『控えになると不満をあらわにして、チームへの貢献がない』という理由で、堂安を代表に呼ばなかったようです。ただ、森保監督のすごいところは、わざわざオランダに行って『いまのお前はチームに貢献しているのか?』と、外した理由を告げたことです。しかも『結果を残して戻って来い!』とまで言ったわけです。ここからですね、堂安が変わったのは。誰が見ても、彼の持ち味は攻撃です。しかし、それを後回しにして、今回は守備で貢献しています。まさにチームのために、という姿勢です」(サッカージャーナリスト・中山淳氏)
スウェーデン戦直前、堂安はチーム構成について、こうも言った。
「この大会は、そういうエゴを出す大会じゃないってことは全選手が認識しているので。エゴを出したいヤツは大会が終わってからにしてくれっていう」
さらに、自分自身について「どんな状況で使われても、チームのためにやることは変わらない。勝つためなら何でもする。犠牲になる覚悟もできている」とまで語ったのだ。
「成長した堂安に、森保監督も“最高のプレゼント”を用意していました。オランダ戦、先頭に立って10人の仲間を率いて出てきたのが、堂安。その左腕にはキャプテンマークが白く輝いていました。この一戦でゲームキャプテンを堂安にまかせたということが、森保監督の信頼の何よりの証拠でしょう」(スポーツ紙記者)
ちなみに、“大人になった堂安”には、広告業界も注目しているようだ。現在、彼が出演しているCMは『アクエリアス』『インディード』『みずほ銀行』『グーグル』『東洋タイヤ』と、数的に言っても選手のなかでも断トツである。
堂安の変化は、チームの外にまで伝わっているのだろう。
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