
2026年6月15日、オランダ戦に臨んだサムライブルー(写真・JMPA)
北中米W杯は、アジア勢に厳しい現実を突きつけている。グループステージを突破したのは日本代表とオーストラリア代表の2チームのみとなり、両国ともラウンド32で敗退してしまった。
「今大会は史上最多となる48カ国が出場となったため、アジアもプレーオフでの勝ち上がった国を含め、過去最大の9カ国が参加となっています。
しかし、グループリーグ予選におけるアジア勢9カ国の戦いは、計27試合で3勝20敗4分けと、惨憺たる結果に終わっています。ほかの地域でラウンド32に進んだ国は、欧州が7カ国、南米が4カ国、アフリカが2カ国、北中米カリブ海が3カ国となっています」(スポーツ紙記者)
サッカー専門誌記者は、決勝ラウンドを早々に敗退すること事態は、織り込み済みだったという。
「ラウンド32以降に、アジア勢が早々に敗退することは、ある程度、予想されたことです。相手も負けたら終わりですから、真剣味がまったく違います。
それよりも、アジアサッカー連盟(AFC)関係者の多くがショックを受けたのが、予選ラウンドでのアジア勢の戦いぶりです。予選は4カ国が12グループに分かれておこなわれましたが、5カ国が最下位となり、そのうちイラク、ヨルダン、ウズベキスタンの3カ国が3戦全敗となりました。
得失点差を見ても、それぞれ−11、−5、−9と、惨敗と言っていいほど。これはもう、世界で戦うレベルにないことを示した結果にもなっています」
“弱すぎる”チームがW杯に出る必要はないーー。今後、アジア枠が減らされる可能性も出てくる。
「次回の2030年W杯は、今大会同様、48カ国が参加しておこなわれることとなっています。アジア枠も今回同様、8.5となります。
ただ、今回はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国による共催でしたが、2030年W杯は100周年記念大会でもあるだけに、モロッコ、スペイン、ポルトガルが主催国を務め、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも一部試合が開催される予定です。この6カ国にはすでに出場権が与えられているんです。
つまり、残りの枠は全体で42となりますが、今大会でレベルが低いことを証明してしまったアジア勢に、続けて『8.5枠も与えていいのか』といった議論は今後、おこなわれることでしょう。また、なかには過去4回優勝しているイタリアが、3大会連続で出場できていない現状を踏まえ、『アジア枠は、せいぜい5程度でいい』といった意見も出始めています。その分、欧州を増やすべきではないかということですね」(同前)
2030年は、アジア各国の奮戦に期待したいがーー。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







