
三笘薫
英・プレミアリーグのブライトンに所属するMF三笘薫が、都内で車を運転中に、女性の乗った自転車と接触事故を起こしていたと、7月8日にマネジメント事務所が公表した。
「女性は左手を捻挫する全治2週間程度の軽傷でした。一方、三笘選手にはケガがありませんでした。場所は東京都板橋区清水町の区道交差点。赤信号の交差点に進入し、右側から来た女性が乗った自転車と衝突したそうです。要するに、三笘選手が“信号無視”をした結果、事故が起きたというわけです」(社会部記者)
三笘は、W杯で日本代表の攻撃の切り札として期待されていたが、5月9日(日本時間10日)のウォルバーハンプトン戦で負傷交代。その後、重度の肉離れと判明し、5月25日(同26日)に手術。W杯への出場は叶わなかった。 サッカー専門誌記者はこう語る。
「板橋区清水町の区道交差点ということは、リハビリに行こうとしていた可能性が高いですね。日本のトップアスリートの多くが通う『味の素ナショナルトレーニングセンター』から約400mの場所です。
あの交差点は、車や自転車、歩行者の交通量が多く、以前から怖い場所だよね、という話をアスリートの間でよくしていました。“魔の交差点”でついに起きてしまったというわけです。ただ、三笘さんはサッカー日本代表の中でも“クソ真面目”な性格です。車で暴走したり、信号無視を平気でするようなタイプでもない。関係者はみんな首を傾げています」
はたして事故の原因は、三笘の“荒い運転”だったのか。自動車ジャーナリストの佐藤篤司氏は「どんな状況でも前方不注意は当然よくありませんが…」と前置きしたうえで、事故の原因についてこう分析する。
「事故が起きた十字路は私も知っている交差点ですが、あそこは“歩車分離式”の信号なんですよ。
通常の交差点は、車両用の信号と歩行者用の信号が全部、リンクしています。車用の信号が青の場合は、歩行者用の信号も青です。ところが、歩車分離式の場合、車の信号は赤のままなのに、歩行者信号だけが最初の数十秒間だけ全部青になるんです。要するに、歩行者だけ先に行かせるのです。
ここからは想像ですが、三笘選手はなにか考え事をしていて、信号を見たら、歩行者用が青だから、自車の信号も青だと勘違いしてしまったのかもしれません。実際には車両用の信号の確認を怠ってしまったのでしょう」
報道によれば、ケガをした自転車の女性も赤信号で渡ったうえ、車道を走っていたという。
「これも根深い問題ですね。自転車も、横断歩道の信号が青だったため渡ったのでしょう。4月に道路交通法が改正され、車道を走る自転車の信号無視は一部を除いてですが “青切符”を切られるようになりました。
以前は平気で歩道を走っていた自転車ですが、本来はあくまでも“車両”であり、歩行者感覚で走るのはNGです。一方、歩道によっては『特例で通行してもいい』場所があったり、歩行者用信号に『歩行者・自転車専用』と表示されている場合には歩行者用信号に従うなど“走行する位置”によって従う信号が変わります。そうしたルールが周知徹底が不十分な現状では“歩行者”という気分の人は多いですから、今回の自転車の女性も車両用の信号ではなく歩行者用の信号を元に、進行するかどうか判断してしまったようですね」(佐藤氏)
歩行者気分で車道を走る、車両なのに歩道を走る。自転車が好き勝手に動く中で、車のドライバーは難しい判断を強いられている。前出のサッカー専門誌記者はこう指摘する。
「三笘選手の場合、活動拠点はイギリスですから、日本の交通事情に不慣れという点もあるでしょう。特に自転車については、欧州のほうが道路や法整備が進んでいます。さまざまな悪条件が揃った結果、不幸にも事故がおきてしまったのでしょう。
とはいえ、三笘選手は術後1カ月ちょっと。太ももが完治しているはずもなく、自分で運転するのではなくスタッフに任せるべきだったかもしれませんね」
接触を恐れずに爆走するのは、ピッチ上だけにとどめるべし。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







