(写真・AP/アフロ)
MLBのレギュラーシーズンも佳境を迎えたなか、ナショナル・リーグとアメリカン・リーグの戦績・順位には極端な違いがある。
9月20日(日本時間21日)現在、ナ・リーグでは東地区のアトランタ・ブレーブス、中地区のミルウォーキー・ブルワーズ、そして西地区のロサンゼルス・ドジャースがそれぞれ地区優勝を決めている。
また、ワイルドカード3枠は確定チームがなく、シカゴ・カブス、サンディエゴ・パドレス、フィラデルフィア・フィリーズ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの4チームが争っている。
一方、ア・リーグでは逆に地区優勝を決めたチームはまだないが、タンパベイ・レイズ、ニューヨーク・ヤンキース、そしてボストン・レッドソックスといった東地区3チームがプレーオフ行き確定という “珍現象” が起こっている。
そんななか、注目を集めるのが、ア・リーグ中地区で日ごとに1位と2位が変わるクリーブランド・ガーディアンズとシカゴ・ホワイトソックスだ。ホワイトソックスは2年連続100敗以上という屈辱的なシーズンを過ごしたが、今季はまさに “奇跡の復活” と呼ぶべきシーズンを送ってきた。
その躍進の象徴が、今季加入した村上宗隆一塁手だ。開幕から打ちまくり、一時はホームランダービーのトップを独走したほどだった。
だが、肉離れによる長期離脱を機に、シカゴのファンを熱狂させた打棒が影を潜める。そして、主砲の不振とともにチーム成績も下降し、今季、7月4日から守ってきたア・リーグ中地区首位の座をクリーブランド・ガーディアンズに明け渡すこととなった。
「村上は、優勝争いが激しくなる9月に入り、極端に成績を落としていると言えます。19試合に出場、66打数8安打、3本塁打、11打点、12四死球、36三振。打率は.121ですからね。とても主軸打者の成績ではありません。トップのときは、あれだけ英雄視していたのに、いまでは『スタメンを外せ!』の声が圧倒的になっています」(現地記者)
また、勝負所での不振は、村上の「契約延長にも影響を及ぼす」と続ける。
「村上は、ホ軍と2年総額3400万ドル(約53億7000万円)で契約を結びました。ただ、入団当初は、いくら日本球界の元三冠王と言っても、“払いすぎでは?” と言われたものです。
しかし、序盤の活躍を見て、周囲は『評価は間違いだった』と手のひらを返し、3年後の村上の流出を防ぐ意味もあって『契約の見直しを』といった進言が多く聞こえるようになりました。
ところが肉離れから復帰後の成績で、その進言は影を潜め、『契約更新の交渉は、もう少し待ったほうがいい』と変わってきました。
いま現地で言われているのは、もし契約更新の話し合いがあるとするなら、ポストシーズン進出が実現したかどうかを含め、シーズン終了後におこなわれるべき、ということです。
極端な話、村上が契約延長の話し合いができるかどうかは、残りわずかとなった試合の結果で決まりそうな展開です。それだけ、ファン心理も冷え切ってしまったということでしょう」
「MLB.com」は「シーズン最終週に各チームで注目すべき1選手」と題した記事を掲載し、ホ軍からは村上を選んだが、はたして——。
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