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【わかちこ大作戦で金】福部真子、「菊池病」乗り越え涙!アジア大会100m障害で44年ぶり大偉業

スポーツ 記事投稿日:2026.09.28 19:20 最終更新日:2026.09.28 19:21

【わかちこ大作戦で金】福部真子、「菊池病」乗り越え涙!アジア大会100m障害で44年ぶり大偉業

9月27日、愛知・名古屋アジア大会女子100メートル障害で優勝した福部真子(写真・共同通信)

 

 9月27日、愛知・名古屋アジア大会女子100メートル障害決勝(パロマ瑞穂スタジアム)がおこなわれ、元日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)が12秒74をマークして金メダル。同種目では日本勢として44年ぶりの金メダルを獲得した。ゴール直後、両手で顔を覆って大粒の涙を流したが、前日にはお笑いタレントのギャグを交えて観客らを笑わせる一幕もあった。

 

 Xには

 

《福部真子が金!!本人も多数のファンも嬉しい優勝》

 

《福部真子選手、金メダルおめでとうございます!涙無しには見られないインタビュー。大感動です。苦しい期間が長くて、これまで競技を続けているだけでも凄いのに、金メダル、アジアNo.1!素晴らしいです!おめでとうございます》

 

 など数多くの祝福コメントが寄せられている。

 

 福部は2024年に当時の日本記録となる12秒69を叩きだし、パリ五輪でも準決勝に進出するなど、まさに日本女子ハードル界のトップを走っていた。しかし同年10月、病魔が襲う。首のリンパ節が激しく腫れ、高熱を繰り返す原因不明の疾患「菊池病(組織球性壊死性リンパ節炎)」を発症したのだ。特効薬がなく、アスリートとして身体を追い込めば免疫が下がって発熱するというジレンマに陥った。さらに今季はアキレス腱痛にも苦しみ、大会前に練習ができたのはわずか1週間ほどだったという。陸上界を取材してきたスポーツ紙記者は、彼女の置かれていた状況の厳しさをこう話す。

 

「100分の1秒を争うハードル競技において、1週間の練習で国際大会に挑むなど本来ならありえないことです。一時は『もう終わりかな』と周囲に引退を漏らすほど追い詰められていたと聞きます」

 

 そんな苦しい福部選手を支えたのが、大好きな「お笑い」の存在だった。幼少期からお笑い番組が大好きだったという福部は2025年12月13日に放送された『女芸人No.1決定戦 THE W 2025』(日本テレビ系)に大会オブザーバーとして出演。最前列で芸人たちの熱い戦いを見届けると大きな刺激を受け、翌14日、自身のInstagramで『私も頑張ろう』と過酷な冬季練習を乗り切るためのパワーをもらったと率直な胸の内を告白していた。

 

 そんなお笑いへの深い愛は、今大会の大一番でも意外な形で発揮された。準決勝を突破した後のインタビューで決勝への意気込みを問われると、「決勝は“わかちこ大作戦”で。小さいことは気にせず、わかちこわかちこで走ります!」と満面の笑みでコメントしたのだ。お笑いタレントのゆってぃのネタの引用は、SNS上でも話題となり、ネタの本家であるゆってぃ本人も自身のXで熱いエールを送っていた。

 

 決勝前夜にそんなユーモアを見せていたが、いざスタートラインに立てばその表情は真剣そのもの。抜群のスタートを切り、中盤まで一気に突き抜けると、後半に猛追してきた現在の日本記録保持者でライバルの中島ひとみ選手をわずか0秒04差という執念の差で振り切り、見事に勝ち切った。苦しい時期を笑いで乗り越え、大一番で見せた最高の集中力。意地と執念で手繰り寄せた、金メダルとなった。

 

 今後のキャリアについて、前出のスポーツ紙記者はこう分析する。

 

「これまでのメダルのなかで『いちばん価値がある』と本人が語った通り、今回の金メダルは奇跡に近いもの。レース直後の取材では『半分以上は引退というか……』と、本音をのぞかせました。先輩たちからは休養を勧められているようで、現役続行するか否か熟慮するとしています。2025年12月に結婚した夫や家族、周囲の温かいサポートが走るモチベーションになっているようです」(同前)

 

 福部には世間に訴えたいことがあるという。自身を苦しめている「菊池病」の存在だ。見た目では分かりにくいため「怠け者」と誤解されやすいこの病気の認知度を上げ、同じ病気で苦しむ人が少しでも生きやすい社会になってほしいと切実な願いを口にしている。とはいえ、まずは激闘を終えた体をゆっくり休めてほしいところだ。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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