
辞任を発表した中日・井上一樹監督(写真・共同通信)
中日・井上一樹監督が、9月29日、今季限りで辞任すると発表した。チームは6年連続Bクラスが確定しており、後任人事は難航する可能性がある。
「あと2試合をもって僕はやめます」
「成績、数字が上がらないとなれば、自分がまず責任を取るべきだと決断に至ったまでです」
井上監督がこう語った29日、試合がなかったチームは、全体練習をおこなっていた。
「練習終了後、取材に対応すると、自らやめると言い出しました。監督は、開幕前からレギュラークラスの選手に故障者が続出して『勝てなかった』と相当悔やんでいました。とはいえ、この世界は結果がすべて。逆転負けも球団記録を更新している惨状を考えれば、やめるのは必然でしょう。
一部では来季3年めへの続投を匂わせる報道もありましたが、球団首脳から “けじめ” を迫られたのが真相のようです」(スポーツ紙プロ野球デスク)
中日は、常に最下位争いする一方、観客動員は決して悪くなかった。
「新たに設けたテラス型観覧席・ホームランウィング目当ての客が増えたようです。夏場は酷暑を避けるため、涼しいレジャーとしてバンテリンドームナゴヤでの中日戦を選ぶ人も多かった様子。
裏返せば、チームが弱くても一定のファンは動員できていたので、球団としては監督コーチ陣に手を打たずともよかったといえるかもしれません。
6月の交流戦終了時もクビ危機に見舞われ、加藤宏幸球団社長、朝田憲祐球団本部長と3者面談しましたが、後任人事が組めず、続投となりました。それでも結局、事態は好転しませんでした」(同)
三顧の礼で迎えた立浪和義前監督時代も3年連続最下位で終わった。球団OBは、生え抜き重視の中日において、「外部の人間に再建を託す可能性が高まっている」と指摘する。
「桑田真澄巨人前2軍監督を推す声が、球団内であがっています。若手育成にも長けており、人脈もある。ただ、桑田さんのような外様の監督を、球団と結びつきが強い名古屋の政財界や球団OBたちが支持するかは不透明です」(球団OB)
加藤球団社長は「これから本格的な人選をおこなう」と明かしたが、ことはうまく運ぶだろうか。
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