
工藤公康氏
ここ数日、新監督が誰になるのかでSNSを賑わせていたプロ野球・中日ドラゴンズの次期監督に、工藤公康氏が就任することが、10月8日、決定的になった。
球団側は複数年契約を提示すると見られており、加藤宏幸球団社長は「いまのチームに何が必要か考えて、今回は外部からとなりました。経験・知見をドラゴンズに注入してくれる方がいちばんとなりました。勝ち方を知っている方。期待している」と力を込めて語った。
「工藤氏は、愛知県生まれで名古屋電気高校(現・愛工大名電)を卒業後、西武に入団。ダイエー、巨人、横浜と渡り歩いた29年間の現役生活のなかで、14度のリーグ優勝、11度の日本一を経験しました。また監督としても、2015年から2021年まで福岡ソフトバンクホークスで指揮を執り、7年の間に日本シリーズを5度、制覇するなど、誰よりも“勝ち”の味を知る人物です。
工藤氏は現時点で決まっている仕事の合間を縫って、秋季練習や秋季キャンプに顔を出したい意向のようですが、本格的に指揮を執るのは2027年1月からになるようです。日刊スポーツによれば、10月22日におこなわれるドラフト会議の参加も微妙な状況で、補強はフロントに一任する意向とのこと。コーチ陣の組閣作業もフロントの方針にまかせるようです」(スポーツ担当記者)
OBでもなく、1度も中日のユニホームを着たことのない完全な外部招聘となる「工藤新監督」の誕生に、ファンの期待は大きいが、「補強や組閣はフロントに一任する意向」という点に引っかかるファンが多いようだ。Xでは早くも
《ドラフトもコーチ人事もフロント丸投げって…コレってもう工藤さんのやる気全く感じないんだけど?ヤバないかコレ》
《フロントに任せて大丈夫か?全く信用できない》
といった声のほか、
《フロントサイドに優秀な人がいた方がいい このチームの1番の問題はフロントにあるから》
など、不安視する声が多くあがっている。
「今季で6年連続Bクラスに沈んだドラゴンズですが、その一方で、観客動員数はなぜか右肩上がりです。辞任した井上和樹監督の就任初年度だった2025年には、252万人と球団最多を更新しました。いいところなく最下位に沈んだ2026年も、253万人と2年連続で最多動員を塗り替えています。弱くても、つねに客が入り続けていることから『それでも客が入るんだから、フロントは補強もしないし、お金をかける気もない』とファンの間でささやかれ続けてきました。
また古参のファンには、中日ドラゴンズ(および親会社の中日新聞社)における2つの派閥争いも知られるところで、過去には、この派閥争いが監督人事やチームの方針にさまざまな影響を与えてきたといわれています。そうしたことから、中日はフロントを変えないと何も変わらない、という声がファンの間で蔓延しており、工藤氏の『フロントに一任の意向』を不安がる声が多いようです」(前出・スポーツ担当記者)
落合博満氏が指揮を執った2011年以来、優勝から遠ざかっている中日。その再建を託された工藤氏の船出は、順風満帆なものとなるだろうか。
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